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【修行者に悲報】2017年の航空券の運賃は値上げ?

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2016年4月から「燃油サーチャージ」が撤廃され、航空運賃が安くなったように見えて、実は航空券の運賃は値上げしています。

 

白夜の夜に飛ぶ。機内から見る幻想的な風景。
こういう風景に出会いたいから、値上げしても、飛行機に乗ってしまう。
燃油サーチャージが撤廃されたら、航空券の運賃は値上げ

 

 

2016年4月から「燃油サーチャージ」が撤廃

ここ数年、旅行者の費用負担増の原因になっていた「燃油サーチャージ」(正式名称:燃油特別付加運賃)。

 航空会社で航空券を買ったり、旅行会社で海外ツアーなどに申し込むと、旅行代金に、「燃油サーチャージ」が加算され、結果的に高額なるという経験をお持ちの人もいらっしゃると思います。

その「燃油サーチャージ」が、昨今の為替相場での円高と石油価格の沈静化で、日本航空・JALや全日空・ANAなどの国内航空会社は、2016年4月から全廃しています。

 

 

「燃油サーチャージ」とは

そもそも「燃油サーチャージ」とは、

燃料価格の急激な変動により契約、または料金表設定時の運賃では運航する燃料代が賄えない事態に対応する措置として海運業界が1970年代から導入し、2000年代には航空、陸運業界にも広まった。

 

wikipediaより

という制度で、日本の航空会社には2005年から始まりました。

 

 

運賃よりも高かった時期がある「燃油サーチャージ」

原油価格/WTIの推移を見ると、

現在、2016年:40.18 ですが、

2011年〜2013年には、その倍の90を超えている時期もありました。

 

この「燃油サーチャージ」は、一時期は、日本からの距離のある欧州や米国路線では、往復で5-7万円ぐらいだったこともあり、ヘタすると、割安航空券と燃油サーチャージが同額になってしまうこともあったとか。

 

 

「燃油サーチャージ」の適用ルール

航空会社には、この「燃油サーチャージ」の適用ルールがあり、日本航空・JALの場合ですと、

航空燃油(シンガポールケロシン)の各日のスポット価格の2カ月平均に、同じ2カ月の為替レート平均で円換算した価格 (中略) が、1バレル当たり6,000円を下回った場合は、「燃油特別付加運賃」を適用いたしません。

 

今回、この「1バレル6,000円」という最低値を下回ったことにより、「燃油サーチャージ」が、2016年から4月から全廃されました。

 

 

「燃油サーチャージ」がなくなり、逆に航空券の費用が値上げ

この「燃油サーチャージ」の撤廃は、ニュース等でも伝えられ、旅行者にとって、よろこばしい出来事のようにも見えたのですが。。。

「燃油サーチャージ」がなくなり、飛行機の旅行費用が安くなったかと思ったら。。。

実は、「燃油サーチャージ」の全廃前・後の総費用は、変わっていない、というか、むしろ値上げになっています。

 

たとえば、
日本航空・JALで、日本からニューヨークを往復で飛んだ場合の費用を見てみると、
同じ11月搭乗時での比較で、

日本からニューヨークの往復費用
2016年:136,230円
(運賃:126,000円、税金・燃油特別付加運賃等:10,230円)

2015年:135,790円
(運賃:104,000円、税金・燃油特別付加運賃等:31,790円)

いずれもダイナミックセイバー7 (行き:タイプF 帰り:タイプF)

 

たしかに、「税金・燃油特別付加運賃等」の金額は、「燃油サーチャージ」がなくなった分、31,790円→10,230円と下がりました。

しかし、本体の運賃金額が、それ以上に上がっています。

 

同じように、欧州のロンドン行きの費用は、

日本からロンドンの往復費用
2016年:108,700円
(運賃:87,000円、税金・燃油特別付加運賃等:21,700円)

2015年:104,710円
(運賃:60,000円、税金・燃油特別付加運賃等:44,710円)

いずれもダイナミックセイバー7 (行き:タイプF 帰り:タイプF)

 

 

オススメは「韓国」

先ほど、紹介した米国や欧州などの路線では、「燃油サーチャージ」の撤廃と引き換えに、運賃が値上げされました。

しかし、路線によっては、値上げしていないところもあります。

その一つが「韓国」です。

 

日本から韓国の往復費用
2016年:31,970円
(運賃:26,000円、税金・燃油特別付加運賃等:5,970円)

2015年:33,030円
(運賃:26,000円、税金・燃油特別付加運賃等:7,030円)

いずれもダイナミックセイバー3 (行き:タイプE 帰り:タイプE)

 

運賃が据え置きで、「燃油サーチャージ」がなくなった分、費用が安くなっています。

よくみると、韓国・往復3万円というのは、沖縄へ往復で行くよりも安いですね。

その上、国際線なので、羽田や成田の国際線ラウンジも使え、ラウンジ飯も楽しめます。

 

 

「特典航空券」が使いやすくなる?

マイルを航空券に交換する「特典航空券」は、今まで「燃油サーチャージ」が別途あり、それなりの費用が発生していました。それが、「燃油サーチャージ」が撤廃されたことで、使いやすくなると言われています。

しかし、ルールの改定で、特典航空券の交換に必要なマイルが、より多く必要になってきているので、単純によろこべるのかは微妙です。

 

 

航空会社の経営を支えてきた「燃油サーチャージ」

そもそも「燃油サーチャージ」は、前述のように、燃油価格の高騰が航空会社の収益を相当悪化させていて、それを解消するために導入された仕組みです。

とはいえ、おそらく、「実際の燃油価格高騰分+αの金額」を「燃油サーチャージ」として徴収し、航空会社の収益の下支えになっていたのだと思います。

「燃油サーチャージ」がなくなると、その+α分、航空会社の収益が悪化してしまうので、その分を航空券の運賃に転嫁する必要があります。

それが上記のように、航空券の価格が、「燃油サーチャージ」の全廃前・後で、ほぼ変わらない(むしろ値上げ)という結果になっています。

 

飛行機の旅を楽しみたい者としては、航空会社の経営が厳しくなるというのは、「サービスの低下」「安全性の低下」などの問題にもつながり、安易に「航空券の運賃を下げるべき」とは思っていないのですが。とはいえ、企業努力で、ある程度の適正なリーズナブルな価格にはなってほしいという思いもあり、複雑な気持ちです。

 

 

Have a good flight! ✈

 

 

「航空運賃」「燃油サーチャージ」関連の記事

 

 残念ながら、2017年に「燃油サーチャージ」が復活します。

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「距離」でマイル修行をする場合、少しでも費用対効果の高いルートで修行したいものです。 

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日本航空・JALでの2016年の各路線の運賃は、以下のサイトで御覧いただけます。

www.8888km.net

 

 

 



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