機内の時間の過ごし方について。
ビジネスクラスは、個人用画面が大きい
飛行機に乗っていて、その飛行機の中にいる長い時間をどう過ごすのか、というのは、趣味趣向が別れるところです。
大きく分けると、こんな感じでしょうか。
- 寝る
- 仕事をする
- 映画を見る/ゲームをする
最近では、スマホもあるし、空の上からインターネットもできるようになっていて、機内での過ごし方の選択肢はさらに増えました。
機内で読む仕事書類をまとめた「Air File(エアーファイル)」
「仕事をする」という点では、以前、こんな話を見つけました。
とある秘書の方が、海外に飛び立つ上司のために、機内で読んでおいた方がいいと思われる資料「Air File(エアーファイル)」(と呼んでいたらしいです)を毎回ご用意されていたという話です。
機内で新規ビジネスが生まれる
とある大学の教授は、機内にいるときに、研究のテーマを思いつくことが多い、ということを話されていました。「空の上」という特殊な環境が、インスピレーションに効果があるのかもしれません。
また、座席がたまたま隣同士になり、商談やビジネスにまで発展した、という話もたまに聞きます。
ビジネスクラスなどの上級クラスの場合、キーパーソンが同乗している確率が多く、そういう展開も不可能ではないと思います。自分自身の経験でも、一人旅の時に、初対面の隣の人と会話して仲良くなる、ということは何回かあります。
ちなみに、先日、国内線に乗った時に、元・大物政治家の方と一緒でした。テレビ等などで拝見し、勝手に「横柄な人」というイメージを思い描いてたら、実物は全然違いました。降機時にご自分で毛布を畳まれたりして、意外と律儀な方だと感じました。
むしろ、同じに便にいた常連者(と思われる)が、例の「千社札シール」で、「沖縄はないのか」「東京はもう持っている」などと、CAさんを大声で呼びつけ、喚いていたのですが、そちらの方が横柄でした。
国際線は機内エンタメが充実
1960年台ぐらいの飛行機は、機内映画は、座席前方に共用スクリーンがあり、音声は、有料のイヤホンを借りる、というスタイルだったという話を聞いたことがあります。
今では、エコノミークラスでも個人用画面が一人に一つ用意されていて、映画やゲームなど、好き勝手にできます。
最近は、国際線の飛行機の場合は、映画コンテンツが充実しています。話題になった上映作品が公開後まもなく見れたり、日本封切り前の作品などもいろいろあります。自分の場合、東南アジア路線などでは、片道で2作品ぐらい見てしまっています。
ところが、日本の国内線の場合、個人用画面がありません。機内オーディオしかありません。(機材によっては、それすらないものもあります。)
最近、日本航空・JALの場合、機内wifiを用意していて、旅客者が各自のスマホやタブレットを機内のwifiにつなぐと、用意されているテレビやビデオなどを楽しめるようになっています。
ちなみに、カンタス航空のオーストラリア国内線に搭乗したら、乗客一人一人にiPadが配布されていて、それで映画や音楽を楽しむことができ、またそのコンテンツ量が豊富で、国際線のような充実ぶりです。
空の上で聞く「落語」
国内線の機内オーディオでお気に入りなのは「落語」チャネルです。
たまには落語でも聞いてみようとか、聴き続けているうちに、いつの頃からか、国内線の飛行機に乗るといつも聴くようになっていました。
日本航空・JALでは、「JAL名人会」という舞台公演を収録したものを流しています。この落語が、けっこう面白いのです。
2017年4月ですと以下の演目でした。
- 落語「転失気」
- パックンマックンのコント
- 落語「火焔太鼓」
なお、国内線だけでなく、国際線でも聴けます。海外から日本に帰国する時に、これを聞くと日本情感溢れます。
音楽や映画などは他でも楽しむことができるけど、空の上の落語は、飛行機ならではなのかと思います。
Have a good flight! ✈