このサイトのテーマの一つである「上級会員・ステータス会員」になると、何があるのでしょうか?
いろいろな業界で、上得意のお客様向けに、いろいろな待遇制度を用意されています。
航空会社でも、得意顧客向けの優遇サービスを用意しています。
簡単に言えば、遠距離を飛ぶ人やたくさん乗る人に対しては、航空会社のサービスが手厚いということになります。
そのサービスをうけられる人が、【 上級会員・ステータス会員 】です。
では、航空会社の上級会員・ステータス会員になると、どのようなサービス・待遇になるのでしょうか?
上級会員・ステータス会員向けの待遇
たとえば、日本航空・JALの上級会員・ステータス会員の最上位「ダイヤモンド会員」になると、以下のような待遇が用意されています。
日本航空・JALの「ダイヤモンド会員」の待遇内容(2016年3月時点の内容)
予約時の優遇
- 予約時の優先キャンセル待ち
- 国内線前方座席指定サービス
- 国内線先行予約サービス
搭乗時の優遇
- 専用カウンターでのチェックイン
- 受託手荷物無料許容量の優待
- JALファーストクラスラウンジの利用
- プライオリティバッゲージサービス
ボーナスマイルの優遇
- 130%
その他の優遇
- マイル有効期限の廃止
- サービスセレクション
各項目の字面だけみても、
「なにこれ?」
「これが手厚いサービスなの?」
という内容があると思います。各サービスの内容は、別ページで紹介することにして、ここでは細かく内容は紹介しません。
なお、上級会員・ステータス会員の待遇の内容は、航空会社によって異なります。
私自身、最初は、これらのサービスの意味がよくわかりませんでしたが、上級会員・ステータス会員になって、実際にその待遇を受け、使いこなせるようになると、そのありがたみがわかるようになりました。おそらく、使ってみて、わかるものだと思います。
簡単に言えば、「旅のストレスがかなり減る」ということです。
意外と多い「旅のストレス」
私が、上級会員・ステータス会員になろうと思ったのは、待ち時間によるストレスです。
ここ2-3年、飛行機を使った旅行を年に何回かしていて、案外「待ち時間」がバカにならないな、と感じるようになりました。
搭乗までの待ち時間は、カード会社のラウンジが使えるのはいいとして、ハイシーズン、いわゆる旅行シーズンをはずした旅行にも関わらず、
- チェックイン・荷物預けのカウンターが長蛇の列
- 保安検査が長蛇の列
- 降機後に手荷物がなかなか出てこない
- 預ける荷物の重さがギリギリ
という経験が何度かあります。
空港にもよりますが、上3項目だけで、毎回の飛行機で30分〜1時間ぐらいかかっていたのではないでしょうか。とくに、ターンテーブルでの待ち時間、けっこう多いです。荷物を預けずに、あえて機内持ち込みする人の心情がわかります。
また、国内よりも、海外での空港でのストレスは大きいものです。
そうしたストレスが、上級会員になることで解消されるのではないないかと思いました。
マイル修行を始めるきっかけ
もともとJALカードのゴールドだったので、年会費もそれなりに払っていました。JALゴールドカードにも、「優先チェックイン」「ボーナスマイル」などの特典があるのですが、今から思えば、たいした待遇ではなかったんだな、と感じます。
同じような額の年会費を払うのならば、日本航空・JALの上級会員・ステータス会員の【 サファイア 】となり、JALグローバルクラブ入会資格を得て、サファイア資格を永久で持っていた方がいいのではないかと、思い始めました。
それが、マイル修行を始めるきっかけでした。
本当の「旅」へ
上級会員・ステータス会員になり、飛行機を使うと、当初感じていた「旅のストレス」は、かなり軽減されました。むしろ、空港や飛行機内の居心地がよいと感じるようになります。
上級会員・ステータス会員になるまでは、航空会社からの待遇はほとんどなく、まさに「修行」という名に近い状態ですが、それを終えると、本当の「旅」になります。
ある意味、この世の苦から悟りで解脱することに近いかもしれません。