「距離派」のポイントである「国際線乗り継ぎ割引運賃」について紹介します。
国内線にも機内食があります
- OKA-SINコースでお世話になる「国際線乗り継ぎ割引運賃」
- 国際線乗り継ぎ割引運賃 とは
- 国内区間を効率的に飛ぶ
- 国内区間は2倍:JALのFLY ON ポイント
- 「東京-沖縄」と「東京-米国・シカゴ」が同じ搭乗実績
- 伝説の「CTS-SIN」コース
OKA-SINコースでお世話になる「国際線乗り継ぎ割引運賃」
先にご紹介した「距離派」の定番コースである「OKA-SIN」コース。
これは「国際線乗り継ぎ割引運賃」を使ったものでした。
沖縄 → 東京
東京 → シンガポール
シンガポール → 東京
東京 → 沖縄
沖縄 → 東京
そのルートは、こんな感じです
なお、日本航空・JALで制度変更があり、2015年4月以降、シンガポール方面には「国際線乗り継ぎ割引運賃」の利用ができなくなっています。
国際線乗り継ぎ割引運賃 とは
「国際線乗り継ぎ割引運賃」というのがあり、これは、国内区間を、国際線の航空券に追加できるというものです。
ちなみに「沖縄」である必要もありません。「札幌」「福岡」「大阪」でも、大丈夫です。
国内区間を効率的に飛ぶ
「距離派」のポイントは、この「国際線乗り継ぎ割引運賃」で追加する国内区間にあります。
追加料金は一区間5,940円。
そして、この国際線乗り継ぎ割引運賃を使うと、国内線部分のFOPが100%積算されるのです。
距離の長い方が、積算効果も高まるので、飛行距離の長い「沖縄」を使っているというだけです。
国内区間は2倍:JALのFLY ON ポイント
現在、日本航空・JALの「距離派」の搭乗実績評価値であるFLY ON ポイント。
その計算方法は、
積算マイル×2倍+400*
国際線
JAL便の日本発着 中国・香港・アジア・オセアニア線
積算マイル×1.5倍+400*
上記以外の国際線
積算マイル×1.0倍+400*
というように計算されます。
この計算式をご覧いただくとわかるように、国内区間は「積算マイル×2倍」となるのです。
「東京-沖縄」と「東京-米国・シカゴ」が同じ搭乗実績
この計算式に、こんなことが起きてしまいます。
3,352 FLY ON ポイント
*積算マイル100%でファーストクラスに搭乗した場合
3,542 FLY ON ポイント
*ダイナミックセイバー7 (行き:タイプF 帰り:タイプF)で搭乗した場合
「東京-沖縄」「東京-シカゴ」。距離や搭乗時間(前者は約3時間、後者は約12時間)が全然違うのに関わらず、搭乗実績のFLY ON ポイントがほぼ一緒となってしまうのです。もちろん、運賃も違います。
伝説の「CTS-SIN」コース
国内区間をフルに活用するというのであれば、こんなコースも可能です。
沖縄 → 東京
東京 → シンガポール
シンガポール → 東京
東京 → 沖縄
沖縄 → 札幌
日本で一番長いコースである、「札幌-沖縄」を使うのです。
つまり、「札幌(CTS) 発、沖縄-羽田 経由、シンガポール(SIN) 行き」。略して「CTS-SIN」コース。
残念がら、日本航空・JALでは「札幌-沖縄」という区間が設定されていないのですが、全日空・ANAでは存在します。
全日空・ANAで、「距離派」の修行を行うのであれば、このコースは、かなり魅力的です。