インターネットが使える、 JAL国内線の無料wifiで、「スプラトゥーン2」が遊べるのか、を検討してみます。
先日搭乗したビジネスクラスで「Nintendo Switch」で遊ぶ
- 日本航空・JALの国内線wifiが完全無料化
- 2017年7月に発売された「スプラトゥーン2」
- 「スプラトゥーン2」に必要な回線容量は?
- 日本航空・JALの国内線wifiの通信速度は、どのぐらい?
- 結論。。。
- ネット回線の瞬断で「嫌がらせプレイ」と誤解されるかも
- 追記:飛行機の中で「スプラトゥーン2」ができない根本的理由が発覚
日本航空・JALの国内線wifiが完全無料化
日本航空・JALは、国内線wifiの料金を期間限定で無料だったのを、ずっと無料にすると宣言しました。
日本航空・JALのステータス会員で、ダイヤモンド・JGCプレミアランクの場合、国内線・国際線の機内wifiの無料クーポンが毎年提供されるので、あまり大きな変化はないのですが。
(その分、新規の特典を用意してほしいなと思うのは、私だけでしょうか。。。と、わがままを言ってはいけないですね。)
日本航空・JALの国内線wifiは、一般の方が利用する場合、従来は以下のような料金体系でした。(国内線wifiサービス開始時)
- 450マイル以下(羽田-大阪など)の路線
スマートフォン/PC/タブレット共通で500円
- 451~650マイル(羽田-福岡など)の路線
スマートフォンが500円
PC/タブレットが700円
- 651マイル以上の路線
スマートフォンが700円
PC/タブレットが1,200円
仕事で、どうしても飛行機の中から通信しなければいけない、という状況以外では、一般者の場合、この料金では、使わずに済ませてしまいそうです。
実際、チャージできていた利用者は少なかったのではないでしょうか。
当初は、この「国内線wifi」を、航空運賃以外の、+αの収益として目論んでいたと思いますが、おそらく当てが外れたので、いっそのこと「無料」にしたのかもしれません。
機内wifiが無料となったことで、 恩恵を受ける人は多いのではないでしょうか。
これだけスマホが普及して、SNSが身近な状態になっていると、飛行機の中の1-2時間といえども、遮断されることへの不安を持つ人というのも多いと思います。
2017年7月に発売された「スプラトゥーン2」
ところで、任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch」に、「スプラトゥーン2」という新たなゲームが発売されました。
シューティングゲームの一種で、インクを塗り合いあうゲームです。
このゲームの醍醐味は、
「ナワバリバトル」
「サーモンラン」
など、プレイヤー同士が、リアルで対戦できるところにあります。
当然、この対戦を行うには、インターネットにつなぐ必要があります。
(インターネット接続以外にも、「ローカル通信」という、近くにあるNintendo Switch同士でプレイできるモードもあります。)
インターネットが使える、JAL国内線の無料wifiで、「スプラトゥーン2」が遊べるのか、を検討してみます。
「スプラトゥーン2」に必要な回線容量は?
「スプラトゥーン2」は、ゲーム対戦中に、プレイヤー同士のゲーム機が、常時通信をやりとりし合います。いわゆる「P2P通信」です。
てっきり、任天堂のサーバー内で全てを処理をしているのかと思っていましたが、任天堂のサーバーでは基本情報しか管理しておらず、ゲームの進行などは、プレイヤーのゲーム機同士で通信しているということらしいです。
とあるユーザーが、実際に測定された結果によると、「スプラトゥーン2」では以下のような通信をしているそうです。
試合中の通信速度を測定したところ、上りも下りも500kbps程度
速度としては、それほど早くなくてもよさそうです。
日本航空・JALの国内線wifiの通信速度は、どのぐらい?
日本航空・JALの国内線wifiは、飛行機の天井部分に置かれたアンテナが、衛星通信とデータを通信して、インターネット接続を実現しています。
飛行機全体での回線速度は、
通信速度は衛星-飛行機間が最大50Mbps、実効20~30Mbps。
これを利用者で分け合う形なります。
当然、利用者が多いほど、一人ユーザーあたりが使える速度は少なくなります。
ある情報サイトでの、飛行中の実測によると、
下りで10Mbps超えをしばしばマーク。
ただ、タイミングによっては1Mbpsを切ることもあった。
上りは1Mbps未満。
速度的に問題なさそうです。
結論。。。
「スプラトゥーン2」を飛行機の中でインターネット対戦するのは、やめておいた方がいいと思います。
ポイントは「瞬断」の発生です。
ネット回線の瞬断で「嫌がらせプレイ」と誤解されるかも
日本航空・JALの国内線wifiを使った、今までの実感として、ときどき「瞬断」や「速度の低下」があったりします。
たとえば、飛行機と衛星の間に雲があると、通信速度に影響するといいます。
また、通信機材が不安定で、再起動される場面にも出くわしたことがあります。
通常のSNSなどを利用する限りでは、そのような状況になっても、リロードすればすむのですが、
しかし、「スプラトゥーン2」の場合、そういうのが起きると、対戦が途中終了してしまいます。
あえて、そのような「回線切り」状態を引き起こして、嫌がらせをするプレイヤーもいるといいます。そのため、ペナルティ制度も用意されています。
機内でそういう「瞬断」が頻発すると、そういう迷惑プレイヤーと同じと分類されてしまいます。
追記:飛行機の中で「スプラトゥーン2」ができない根本的理由が発覚
この記事を書いたあとで、ある根本的な問題が発覚しました。
それは、
「Nintendo Switch」は、インターネットのWeb認証ができない(2017年7月現在)
ということです。
Web認証とは、カフェやホテルなどにいくと、無料wifiが用意されていて、wifiの無線に接続すると、Web画面が立ち上がり、「同意」ボタンを押してwifiに接続する、アレです。
「Nintendo Switch」は、いまのところ、それができないのです。
残念ながら、JAL国内線の無料wifiは、Web認証して、wifi接続する形になります。
つまり、「Nintendo Switch」は、機内ではネットに接続できない、スタンドアローンとなります。
将来のバージョンアップで、それができるようになることを祈るばかりです。
Have a good flight! ✈
なお、「Nintendo Switch」は、機内では機内モードにする必要がありますので、お忘れなく。
また、米国行きの路線では、スマホより大きい電子機器の持ち込みが禁止となり、 「Nintendo Switch」もその対象となっています。ご注意ください。