飛行機好きは、一度は乗ってみたい「初日の出フライト」。
- 「初日の出フライト」なかなか手に入らないプラチナチケット?
- 違い1:「会員限定にしている」全日空・ANA
- 違い2:外の景色を見えない席がはっきりしている日本航空・JAL
- 違い3:座席で新年の運試しができる全日空・ANA
- 違い4:機体を小型化して、「外の景色の見えやすさ」を配慮した日本航空・JAL
- 違い5:特別な「お土産」を用意している全日空・ANA
- いつかは「初日の出フライト」にチャレンジ
- 参考:JALとANAの初日の出フライト内容比較表(2018年元旦出発)
- 参考:JALとANAの初日の出フライト内容比較表(2017年元旦出発)
1月1日の早朝、飛行機の中から初日の出や富士山を見ることが目的の、特別なフライト「初日の出フライト」というものがあります。
通常、飛行機にのることの目的は、どこか目的地への移動です。 しかし、この「初日の出フライト」の場合は、羽田空港から飛んで羽田空港に再び戻ってきます(羽田空港発の場合)。
「初日の出フライト」なかなか手に入らないプラチナチケット?
この「初日の出フライト」は人気があり、普通席でも2人で5万円以上という価格設定にもかかわらず、発売開始と同時に売り切れとなってしまうらしいです。
日本航空・JALの植木社長も、2018年での「初日の出フライト」のあいさつで、
JALグループの初日の出フライトは、30分で売り切れるプラチナチケット。そのチケットを購入できたラッキーな方とご一緒することで、皆さんの運に乗っかりたい。
と述べられたとか。
日本航空・JAL、全日空・ANA、両社で「初日の出フライト」を企画していますが、その内容を見比べていたら、中身が微妙に違うことに気づきました。
違い1:「会員限定にしている」全日空・ANA
まず大きく違うのが、「初日の出フライト」の参加資格の設定。
全日空・ANAでは、初日の出フライトに参加できるのは、「ANAマイレージクラブ会員」に限定しています。
一方の日本航空・JALでは、ファーストクラスのみJALカード会員に限定しているものの、普通席などは、会員以外でも参加できます。
違い2:外の景色を見えない席がはっきりしている日本航空・JAL
この「初日の出フライト」の目的は、移動ではなく、その風景の鑑賞ですので、外の風景を楽しめるかどうかがポイントといえます。
日本航空・JALの初日の出フライトの、2018年度の「普通席」での料金を見ますと、
- 窓側:二人で90,000円
- 通路側:二人で56,000円
- 翼の上/窓側:二人で86,000円
- 翼の上/通路側:二人で54,000円
という感じで、外の景色が見える・見えないで価格に差をつけています。
2018年には、「翼の上」というカテゴリーも設けられました。
景色が「見える席」「見えない席」と予めわかった上で申し込むことになります。
違い3:座席で新年の運試しができる全日空・ANA
一方、全日空・ANAの初日の出フライトの、2018年度の料金は、
- 普通席利用Aコース二人で100,000円
- 普通席利用Bコース二人で70,000円(窓際席を含まない)
の2種類です。
さらに座席は事前には知らされず、出発当日にわかります。その年の運が試される感じです。
なお、2017年では、全日空・ANAも、日本航空・JALのような料金体系でしたが、企画的要素を入れたのでしょうか?
違い4:機体を小型化して、「外の景色の見えやすさ」を配慮した日本航空・JAL
2017年と2018年で、全日空・ANAと日本航空・JALで、使用する飛行機の機材が異なります。
日本航空・JAL | 全日空・ANA | |
---|---|---|
B777-200 乗客定員375人 |
2017年の使用機材 | B777-200ER 乗客定員223人 |
B767-300ER 乗客定員252人 |
2018年の使用機材 | B787-8 乗客定員335人 |
日本航空・JALは、使用する飛行機を、B777-200からB767-300ERへと小型化し、定員も少なくなりました。
普通席の配置を比較すると、B777-200では3-4-3配置ですが、B767-300ERでは2-3-2配置となりました。
幅が狭い機体にすることで、「外の景色の見やすさ」を考慮したものでしょうか?
全日空・ANAは、2017年では、B777-200ERの国際線機材で、一人ひとり個人用エンタメ画面が設置されていて、機外カメラのようすなども映せました。2018年はB787-8の国内線機材に変更し、乗客定員が増えました。
ここまで書くと、全日空・ANAに分が悪いような感じですが、全日空・ANAにはこんな特典もあります。
違い5:特別な「お土産」を用意している全日空・ANA
この初日の出フライトに参加すると、
- 搭乗証明書
- お弁当
- 枡酒
がプレゼントされます。
全日空・ANAでは、さらに「お土産」が用意されていて、
- 2017年では「沖縄のミンサー織り、鶴屋吉信の和菓子など」
- 2018年では「お箸とお菓子など」
が用意されていたようです。
いつかは「初日の出フライト」にチャレンジ
じつは、私自身は、まだ 「初日の出フライト」に乗ったことがありません。
年末年始は実家などでの用などがあり、東京を離れていることが多く、元旦早々に羽田空港に行くのが難しいのです。
しかし、いつかは乗ってみたいと思います。
参考:JALとANAの初日の出フライト内容比較表(2018年元旦出発)
日本航空・JAL | 全日空・ANA | |
---|---|---|
B767-300ER | 使用機材 | B787-8 |
05:45 羽田空港出発 | 富士山・初日の出を鑑賞 08:00 羽田空港到着・解散 |
行程 | 04:15 羽田空港集合 05:35 羽田空港出発 | 富士山・初日の出を鑑賞 08:00 羽田空港到着・解散 |
(窓側) ファーストクラス 二人で140,000円 クラスJ 二人で100,000円 普通席 二人で90,000円 (通路側) ファーストクラス 一人で50,000円 クラスJ 一人で35,000円 普通席 一人で28,000円 (普通席・翼上の席) 窓側 二人で86,000円 中央 一人で27,000円 |
料金 |
普通席利用Aコース二人で100,000円
普通席利用Bコース二人で70,000円
どこに座るかは当日わかる |
記念搭乗証明書 おせち風弁当 紅白まんじゅう 升酒 ※未成年の方はジュース シャンパンミニボトル(ファーストクラスのみ) |
お土産など |
搭乗証明書 |
「ファーストクラス」はJALカード会員のみ。それ以外は誰でも可 | 参加資格 | ANAマイレージクラブ会員のみ |
参考:JALとANAの初日の出フライト内容比較表(2017年元旦出発)
日本航空・JAL | 全日空・ANA | |
---|---|---|
B777-200 | 使用機材 | B777-200ER |
05:45 羽田空港出発 | 富士山・初日の出を鑑賞 07:45 羽田空港到着・解散 |
行程 | 04:15 羽田空港集合 05:35 羽田空港出発 | 富士山・初日の出を鑑賞 08:00 羽田空港到着・解散 |
(窓側) ファーストクラス 二人で140,000円 クラスJ 二人で100,000円 普通席 二人で83,000円 (通路側) ファーストクラス 二人で100,000円 クラスJ 二人で70,000円 普通席 二人で56,000円 |
料金 | (窓側) プレミアムコース 二人で100,000円 普通席コース 二人で90,000円 (通路側) プレミアムコース 二人で70,000円 普通席コース 二人で60,000円 |
記念搭乗証明書 おせち風弁当 紅白まんじゅう 升酒 ※未成年の方はジュース シャンパンミニボトル(ファーストクラスのみ) |
お土産など |
搭乗証明書 お弁当 |
「ファーストクラス」はJALカード会員のみ。それ以外は誰でも可 | 参加資格 | ANAマイレージクラブ会員のみ |
Have a good flight! ✈