話題のボーイング737MAXについて。
- エチオピア航空302便の墜落事故
- ライオン航空610便の墜落事故
- 各国で「ボーイング737MAX」の運行停止
- 日本の航空会社(国内線)でのボーイング737MAXの導入状況
- 参考)ボーイング737MAXとは
エチオピア航空302便の墜落事故
2019年3月に、エチオピア航空の新型旅客機「ボーイング737MAX8」の墜落した事故が起きました。
エチオピア航空では、ボーイング737MAX初号機を2018年7月に受領したばかり。(機体は、就航してからの運行回数が多い方が信頼度が高いこともあるので、新しいから安心というわけでもないと思います。)
ライオン航空610便の墜落事故
その前の、2018年10月には、インドのライオン・エアでも、このボーイング737MAX8が墜落しています。
この時の原因は、
アメリカ連邦航空局は飛行機の空中姿勢の制御に必要な「AOAセンサー」から入力される情報に誤りがあった可能性があると指摘
とされています。(たぶん、まだ原因を解明中)
各国で「ボーイング737MAX」の運行停止
これらの墜落事故を受けて、その数日後には、各国で同型機のボーイング737MAXの運行を停止しています。
失速を防ぐシステムの不具合がライオン航空とエチオピア航空の事故原因の可能性がある
とされており、その墜落原因が解明するまで、停止状態です。
運行停止となり、気になるのが、自分が乗る飛行機。
搭乗機がボーイング737MAXかどうかというよりも、機材繰りの関係で、運休路線などが出るのではないかという点で心配です。当初、大きな機材を予定したのが、小さな機材となり、予約した旅客数が溢れてしまうということもあります。
日本の航空会社(国内線)でのボーイング737MAXの導入状況
日本の航空会社でのボーイング737MAXの導入状況を調べてみると、以下のような状態でした。
- 日本航空:なし
- 全日空:2019年1月にボーイング737MAXの導入を決定。2021年以降に導入。
- フジドリームエアラインズ:なし
- ソラシドエア:なし
- スターフライヤー:なし
- エア・ドゥ:なし
- スカイマーク:なし
日本では、ボーイング737MAXの旧世代機であるボーイング737のNG(ネクストジェネレーション)シリーズは導入されていますが、今回の該当機は全く導入されていませんでした。
とりあえず、一安心。
ただ、海外航空会社ではよく使われている機材のなので、国際線を利用する予定のある人は要チェックだと思います。
早く原因を究明し、安全に空を飛べることをお祈りします。
参考)ボーイング737MAXとは
ボーイング737MAXについて、備忘録がてらのメモです。
- ナローボディ機
- ボーイング737NGをベースに開発された旅客機
- ボーイング737NGシリーズでも人気の高い-700, -800, -900型をリプレースする737 MAX 7, MAX 8, MAX 9
- 一機の値段は127億円。(ANAの購入金額:確定20機とオプション10機で、カタログ価格の総額は約3830億円)
- 2016年1月29日に初飛行
- 操縦特性向上システム(MCAS:Maneuvering Characteristics Augmentation System):ボーイング737MAXシリーズで新たに追加された機能で機体の操縦特性を改善し、迎え角が大きいときあるいは機首が極端に上向きの状態になる場合、水平尾翼を自動で調整する機能。
Have a good flight! ✈