日本航空・JALのオーストラリア・メルボルン路線(往路773便と復路774便)の利用感想。
- JL773/JL774の運航スケジュール
- このルートの残念だった点
- カンタス乗り継ぎ便でメルボルンに行くルート
- カンタス乗り継ぎ便のよかった点
- 日本航空のメルボルン路線こうすればいいのでは?
- 今回の発見:カンタスのファーストクラスラウンジ、夜もオープンしていた
2019年4月・5月の10連休に、日本航空・JALのオーストラリア・メルボルン路線、往路773便と復路774便を利用してきました。
そのときの感想をまとめてみました。
JL773/JL774の運航スケジュール
このオーストラリア・メルボルン路線は、2017年9月に開設・就航したものです。
日本からの往路便であるJL773便、復路便のJL774便の運航スケジュールは以下のようになっています。
東京/成田(10:30発)→メルボルン(21:55着)
JL774便 飛行時間 10時間00分
メルボルン(00:05発)→東京/成田(09:05着)
ここ数年の間、メルボルンには何度か訪れていて、この直行便就航前は乗り継ぎ便を使っていました。今回の日本航空・JALのメルボルン直行便の利用は初めてです。
今回、Cクラス利用。機内でのサービス等は申し分のないものでした。限定の森伊蔵も入手できましたし、フルフラット席で映画など見て、軽食などを食べていたら、あっという間に着いてしまった感じです。
直行便は、乗り継ぎ便と比べて、短時間でいけるというメリットがあるものの、いくつか残念な点も感じました。
このルートの残念だった点
このメルボルン直行便を利用してみて、残念だと感じたのは以下の点です。
- オーストラリアの景色を飛行機から全く楽しめない
夜間飛行のため、広大なオーストラリアの大地を飛行機から見ることができない。ずっと続く赤土の大地は壮大で、これを見ることができないのは、けっこう残念な点だと思うのですが。
往路:オーストラリア大陸の上空に入った時は夜(夜19時頃)。ときどき街明かりが見えるぐらい。
復路:深夜発なので、当然ながら何も見えず。夜が明けるころは、オーストラリア上空を離れている。 - エアーズロック見えない
あとで紹介するカンタス航空:メルボルン→シンガポールのルートでは、昼間飛ぶと、エアーズロック付近を通過する際に、機長から「左手にエアーズロックが見えるよ」というアナウンスをして、見せてくれました。このルートは2回乗って、2回とも同じようなアナウンスがあったから、おそらく定番なのでしょう。 - 帰りの復路の便は、チェックインまで時間を潰すのが大変
復路はメルボルン深夜発で、チェックインできるのが出発3時間前からなので、21時頃。それまで時間潰すのがけっこう大変でした。メルボルンの市街から空港まではバスで約30分。街で過ごせばいいけど、観光スポットは夜はやっていないし、カフェも夜は閉まっているところ多い。レストランというわけにもいかない。なお、預ける荷物がなく、Webチェックインを済ませてしまえば、21時より前にセキュリティ内に入って、ラウンジに行くことができます。
カンタス乗り継ぎ便でメルボルンに行くルート
上記の直行便が就航する前は、カンタス航空を使った以下のようなルートでメルボルンを訪れました。
成田空港→(JAL)→シドニー→(カンタス国内線)→メルボルン
東京/成田(19:25発)→シドニー(06:10着)
QF419便 飛行時間 1時間35分
シドニー(09:00発)→メルボルン(10:35着)
*時刻は利用当時のもの
シドニー国際線ターミナルビルから国内線ターミナルビルへは、専用のバスでの移動。けっこうスムーズです。
国内線ターミナルビルには、カンタス航空のラウンジがあり、日本の国内線と違い、国際線ようなサービスが用意されています。オーストラリアの国内線といっても、移動距離が長く、時間がかかるので、そうなっているのではないでしょうか。
成田空港あるいは羽田空港→(JAL)→シンガポール→(カンタス)→メルボルン
東京/羽田(00:05発)→シンガポール(06:45着)
JL7891(QF036)便 飛行時間 7時間40分
シンガポール(19:50発)→メルボルン(翌日06:30着)
*時刻は利用当時のもの
シンガポール乗り継ぎの場合、日本=シンガポール、シンガポール=メルボルンで各8時間ほどかかり、合計の飛行時間は16時間ほどになります。空港での待機時間等を含めれば、30時間ぐらいかけて行くルートです。
シンガポールでは、空港(?)主催のトランジット旅客向けの無料市内観光ツアーに参加することができます。シンガポールの主要な観光名所をバスでいくつか観てまわれるので、結構オススメです。
カンタス乗り継ぎ便のよかった点
- 飛行機からオーストラリアの大地の景色を楽しめる
ずっと続く赤土のオーストラリアの壮大な大地の景色を楽します。とくにメルボルン→シンガポールで飛ぶ場合、エアーズロックとかも観ることができます。 - カンタスのセーフティビデオ(機内安全ビデオ)を楽しめる
日本の航空会社のセーフティビデオ(機内安全ビデオ)はマジメ的な内容ですが、カンタスのはちょっと変わっていて、観ていて楽しめる内容です。
- 複数のラウンジを満喫できる
ステータス会員等のラウンジ利用資格があるならば、乗り継ぎ空港であるシドニー空港・シンガポール空港でラウンジを利用できます。しかもカンタスのラウンジ。これは非常に大きいかもしれません。 - カンタス・ヘリテイジ・コレクションをみることができるかも
シドニー空港には、カンタス航空の「カンタス・ヘリテイジ・コレクション」というミュージアムがあります。シドニー乗り継ぎの場合、これを観ることができます。といつつオープン時間が9時30分〜で、いつもそれよりも前の飛行機で次の場所に行ってしまっていたため、私は、まだこのミュージアムの中に入ったことがありません。
直行便と比べて、乗り継ぎ便は時間がかかってしまうというデメリットがあります。とくにシンガポール乗り継ぎルートは、空港での待機時間なども含めるとかなり時間がかかります。
ステータス会員等でラウンジ等が利用できる状況ならば、ストレスはそれほどなく、過ごすことができるとおもいます。
シンガポール乗り継ぎルートは、2区間目の乗り継ぎの搭乗券も最初の空港の時にもらえる点は大きいと感じました。乗り継ぎ空港でのアーリーチェックインの苦労をしなくともいいので、空港の外に出てもすぐにセキュリティ内に戻ってこれ、ラウンジにも入れます。
日本航空のメルボルン路線こうすればいいのでは?
JL773を午前着にして、JL774を午後発にすればいいのではないでしょうか。
たとえば、
- 成田(20時発) → メルボルン(7時着)
- メルボルン(11時発) → 成田(20時着)
という感じに。
そうすると理想的な感じになるのだけど。
今のスケジュールも、いろいろな大人な事情で決まっているのでしょうから、
今回の発見:カンタスのファーストクラスラウンジ、夜もオープンしていた
メルボルン国際空港には、カンタス航空の国際線ファーストクラスラウンジがあります。このラウンジは、ホスピタリティが高く、私のお気に入りのラウンジの一つです。
2015年11月に訪れた、オーストラリア・メルボルン空港の「カンタス航空インターナショナルファースト」の様子です。
ただ、 One WorldのWebサイトのラウンジ案内では「営業時間は18時30分まで」という表記で、今回の深夜便では、このラウンジは利用できないものと思っていました。
ところが、カンタス航空で夜にアメリカへ出発する便があったので、この路線の上級会員向けにファーストクラスラウンジが開いているのではないかと思い、行って見ると、予想どおり、開いていました。23時までオープンされていました。搭乗前にダイニングでオーダー式で食事ができ、この旅程で嬉しかったことの一つとも言えます。
Have a good flight! ✈