コロナ禍でも海外マイル修できる?
先日、とある飛行機先輩方のお話を聞いていて、このコロナ禍でも、せっせとマイル修行を行っている人がいることを知りました。しかも、国際線でタッチ(到着して、すぐに復路の飛行機に乗る)をしているらしいのです。
あらためて考えると、感染リスクを広げてしまう可能性はあるものの、事前にPCR検査や到着後の期間隔離を行えば、そのリスクを減らすことができるし、リモートワークが常態化しているならば、どこにいても大丈夫な環境で、実行しやすいと思います。
なお、ここではマイル修行の費用対効果について検証してみるだけで、この時期のマイル修行をオススメしているわけではありませんので、自己判断でお願いいたします。
定番のシンガポール路線の費用対効果の検証(2021年3月)
タッチ路線と言えば、定番の「東京=シンガポール」 。
2021年3月現在、東京=シンガポール路線は毎日運行ではなく、間引き運行されていました。その中で、利用可能な便として、以下の2つを選んでみます。
- 3月16日(火):JL037 羽田 12:50出発 → シンガポール 19:30到着
- 3月23日(火):JL036 シンガポール 22:25出発 → 羽田 翌日05:55到着
通常であれば、シンガポールに到着し、2-3日ほど滞在して日本に戻る旅程が可能なのですが、今その旅程を選ぶと費用が高額になるので、リーズナブルな期間を選ぶと、この1週間滞在する旅程に。
この旅程での、エコノミークラス / ビジネスクラスでの費用とFLY ON ポイント単価を調べてみます。国内区間として「沖縄」などをくっつけたいところですが、あえて国外部分のみ調べます。なお、費用は、税金・燃油特別付加運賃込のものです。
エコノミークラスの場合
費用:68,560 円
獲得:2,980 FLY ON ポイント
単価:23.01 円/FLY ON ポイント
積算率が30%に加え、「400 FLY ON ポイント」のボーナスがつかないので、FLY ON ポイントは、かなり少ない。
単価で見ても、20円/FLY ON ポイント以上で、ビジネスクラスよりも悪くなっています。この条件で50,000 FLY ON ポイントを獲得しようとしたら、16往復ほどする必要があり総費用は100万円かかってしまいます。。。
スペシャル運賃ではなく、Economy Saver(予約クラスS)を見てます。
費用:91,560 円
獲得:5,768 FLY ON ポイント
単価:15.87 円/FLY ON ポイント
積算率が50%、そして「400 FLY ON ポイント」のボーナスがつき、一往復で約5,000 FLY ON ポイント、2回行えば10,000 FLY ON ポイントとなり、現実味のある数字です。
ビジネスクラスの場合
費用:220,060 円
獲得:10,488 FLY ON ポイント
単価:20.98 円/FLY ON ポイント
ビジネスクラスですと、1往復で10,000 FLY ON ポイント超え。往路・復路ともに、Business Special Saver(予約クラスD)になれば、片道85,000円で利用できます。
このような状況で、空席だろうから、かなり格安でビジネスクラスを販売していると思いきや、それなりの金額でした。(安くして、大勢の利用者がでると、いろいろと問題があるでしょうし、高額にし販売数は少なくとも、一人あたりの収益性を高める売り方でしょうかね。)
シンガポールの出入国状況を見てみると。。。
しかし、シンガポールの出入国規制を調べてみると、
- 日本人の短期滞在は「Business & Official Travel」のみ!
Air Travel Pass (ATP)を取得すれば渡航を許可している相手国(オーストラリア、ニュージランド、台湾など)もありますが、日本は対象外(2021年3月現在)
けっきょく今はシンガポール・タッチ無理ってことですね。
Stay Home✈