羽田空港の国内線の発着枠の再分配についての検討が行われています。
羽田発から利用する飛行機で、使用する機材の遅れで、出発が遅れるという事態に遭遇することが多いです。玉突きで、その便の復路も遅れとなり、遅れが連鎖することも。
私自身、最近のフライトでは、飛行機に乗ってドアクローズはほぼ定刻通りだったものの、滑走路が混雑してていて、離陸の順番待ちで50分ほど、誘導路で待機という場面に遭遇しました。上空で飛ばして15分遅れぐらいまでにはなり、パイロットの努力に感謝です。
こういう事態が頻発していると、配分もいいけど、今の滑走路の混在状況では、これ以上の枠は増やせないのでは?と思ってしまいます。
国土交通省のサイトで「羽田空港発着枠の現状」という資料が公開されています。
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001733529.pdf
現在の羽田空港・国内線の一日あたりの発着枠数(2023年5月)
- JAL:183.5枠
- ANA:172.5枠
- スカイマーク:38枠
- ソラシドエア:26枠
- AIRDO:23枠
- スターフライヤー:23枠
計466枠(実際は465枠のはず、端数の問題?)
上記は国内線のみで、羽田空港には国際線も多く飛んでくるから、その分の発着枠数が別途設定されていて、2020年に決まった国別配分数では、国際線は1日50便の発着枠となっています。国内線・国際線あわせて、約500回の飛行機が羽田空港を飛びだっていることになります。
過去にはもっと少ない枠数で、15年ほど前に約300でしたが、滑走路の新設や到着アプローチの新ルートなどの対応で、枠数はかなり増えています。
今回の配分の検討では、枠総数は変わらずで、既存の枠数の中での再配分とのこと。そう大きく変化はないでしょうが、一体どうなるのでしょう?