新型コロナの影響で国際線ビジネスクラスの機内食が変わる?

- 新型コロナで「ラウンジ」「機内食」が変わる?
- 2020年9月のANAの機内食内容(シドニー線・ビジネスクラス)
- 2020年9月のJALの機内食内容(シドニー線・ビジネスクラス)
- 意外と通常レベルだった機内食
新型コロナの影響で、観光業界は、大きな影響を受けています。
とくに航空会社は、国内線は大幅な減便をしながらもかろうじて運行していますが、国際線は、各国の出入国の制限により、ほとんどの海外への路線は運休で、運行していても大幅な減便で搭乗者数も少ないという状況です。
こういう状況は、航空会社の財務状況に大きく影響を与え、経費削減の一環で、そろそろサービスレベルを落とし始める(あるいは、すでに落としている)のではないか、と心配しています。
新型コロナで「ラウンジ」「機内食」が変わる?
とくに、飛行機にのるときの楽しみの一つである「ラウンジ」と「機内食」。
たとえば、ラウンジでのサービス。得意客向けの無償特典とも言える、このサービス
飛行機に乗る人が少なければ、ラウンジの稼働率も下がり、ちょっともったいない状態となります。その分、ドリンク・フードの提供量が減るので、運営経費は自然と削減するのかもしれないです。
ただ、感染対策で、従来では定番であったブッフェスタイルを変更したり、消毒作業を頻繁に行ったりで、運営スタッフさんの負荷は、大きくなっていると思います。
個人的には、ブッフェスタイルはあまり好きではなく、個別オーダーやスタッフの取り分けスタイルの方が好みなので、むしろずっとそうしてほしいくらいです。
一方の機内食は、もともと食中毒等の対策をされた提供の仕方をされているので、提供方法事態には、大きくな変更はないかと思いますが、今どうなっているのか、ちょっと調べてみたら、こんな状況でした。
見たのは、2020年8月末現在運行している長距離・国際線の路線の一つ「羽田・成田=シドニー」です。
2020年9月のANAの機内食内容(シドニー線・ビジネスクラス)
1.和食 (1と2のどちらか)
- 前菜
刺身こんにゃくと隠元の黒胡麻味噌掛け
鰻八幡巻き
鳴門金時茶巾
菊芋粕漬け - 主菜
寒鰆蕪卸し煮 柚子胡椒風味
俵御飯
味噌汁、香の物 - フルーツ
2.洋食(1と2のどちらか)
- アペタイザー
スモークサーモンと蟹サラダ スモーク鴨と彩り野菜 - メインディッシュ
ANAオリジナルビーフハンバーグ 自家製デミグラスソース - ブレッド
バゲット 酒種風ブレッド - デザート
デセール・モンブラン (マロンのクリーム、野ばらの実のコンポート、 クレームマスカルポーネ、メレンゲ)
お好きな時に
- (軽いお食事)
- 海老とセサミサラダのピタパンサンド
- 深川玉子丼
- (スープ)
- コーンスープ
- 茅乃舎 野菜だしスープ
- (麺類)
- 一風堂ラーメン コク極まる味噌
- (リフレッシュメント)
- チーズ(ゴルゴンゾラピカンテ D.O.P.、フロマジェダフィノワ カンパニエ、パルミジャーノレッジャーノ D.O.P. クラヴェロ熟成)
- ハーゲンダッツ
- フルーツ
- (おつまみ)
- ミックスナッツ ・ミックスあられ
- フォンダンビスキュイ
- あられ(ベジタリアン・ハラール認証済)
- (和食)
小鉢:茄子饅頭 べっ甲餡
主菜:縞ほっけ一干し焼き、俵御飯、味噌汁、香の物 - (洋食)
メインディッシュ:エッグベネディクト セップ茸のモルネーソース
ブレッド:クロワッサン コーヒーロール
フルーツ
私はまだ、全日空・ANAの国際線・ビジネスクラス(長距離)に乗ったことがないので、「1.和食」「2.洋食」は普通に考えると一皿ほど少ないようにも思いますが、こんなものなのでしょうか。
しかし、平常時との比較はできないのですが、意外とサービスダウンしていないような印象です。
2020年9月のJALの機内食内容(シドニー線・ビジネスクラス)
日本航空・JALは、オーストラリア路線を運休していましたが、9月から運行再開しましたので、そこでの機内食を見てみたいと思います。
こちらは、何回か乗っているので、平常時との比較ができます。
1.和食 (1と2のどちらか)
- 穂波 秋の前菜盛り合わせ
- (1マス目)
穴子
秋鮭
茄子
蕪黄身酢掛け 海老真丈
菊菜 絹さや
銀杏
酢取り茗荷 - (2マス目)
茸の煮込み
いくら - (3マス目)
蟹
菊花お浸し
土佐酢ゼリー掛け - (4マス目)
煮鮑
鮑餡 - (5マス目)
和牛
里芋
いんげん
醤油餡 - 台の物
銀鱈 五目餡
鶏柚庵焼 小松菜
蓮オリジナルカレー - ご飯
- 味噌汁
あおさ海苔 葱 - 香の物
胡瓜 昆布 大根 - 甘味
栗 小豆 きなこのムース ラム酒のゼリー
2.洋食 (1と2のどちらか)
- オードブル
小ヤリイカの詰め物 サフランパプリカソース
レンコンの挟み揚げ タプナードソース
地鶏と根菜の白ごまサワークリーム和え
サバコンフィ 里芋ピュレ -
メインディッシュ(肉か魚、どちらか)
和牛サーロイン きのこソース フェトチーネの柚子胡椒風味
鱈のムニエル 柚子のブールブラン 黒トリュフ入りマッシュポテト - メゾンカイザー特製ブレッド
プチチャバタオニオン
プチパン オ ノア - デザート
栗と山ぶどうのパンケーキ サワークリームシャンティ添え
ANYTIME YOU WISH
- (おすすめの一品)
北海道産 いくらと鮭の親子膳 - (軽いお食事)
彩り野菜のサラダ
生パスタ 4種のきのこ入りクリームソース - (JALオリジナル麺)
ちゃんぽんですかい
うどんですかい - (サンドイッチ)
A サーモンのベーグルサンド
B 三元豚のカツサンド - (チーズセレクション)
各種チーズの盛り合わせ - (リフレッシュメント)
フレッシュフルーツ
ハーゲンダッツ アイスクリーム - (和食)
台の物:金目鯛の西京焼き
小鉢:水菜ときのこのお浸し
ご飯
味噌汁 - (洋食)
メインディッシュ:ラザニア エミリア風、ソーセージ2種
和風トスサラダ
フレッシュフルーツ
スペルト小麦のパン
黒ゴマのエクメック
日本航空・JALのは、通常は前菜の前に、先付け的なものが来るのですが、それが省略され、それ以外は、通常通りという印象です。
メニューを見ているだけで、美味しそうです。
ちょっとびっくりしたのは、JALビジネスクラスの和食を監修が、今までの「黒木」から、「蓮」に変わったということを、今知りました。
和食を選ぶと、いつも出てくる、定番のごま豆腐や、食後のお菓子が楽しみでした。
意外と通常レベルだった機内食
多くの旅客にとって、飛行機に乗る楽しみの一つが「機内食」。
それを削ると、利用者から大きな不満となるので、それほどレベルは下げにくいということでしょうか。
それにしても、こういう大変なときに、お仕事とはいえ、感染リスクの高い海外に渡航される、航空会社の乗務員さんに感謝です。
私も、はやく飛行機に乗りたいものです。
まずは国内線から。
Stay Home, Hope a good flight soon✈