「マイル単価」を意識すると、効率的な飛行ルートが見えてきます。
- 2014年で38万円でステータス会員達成:JGCプレミアへ
- 「マイル単価」とは
- 2014年の単価は4.62円/FLY ON ポイント
- 2015年の単価は8.76円/FLY ON ポイント
- 2015年は単価が悪化
- まぼろしの「JALのFLY ONポイント50%アップキャンペーン」
- ルートによって変わるマイル単価
- 日本からの最遠地「アメリカ・ニューヨーク」の場合
- 180万円で「ダイヤモンド会員」達成
- おさらい:FLY ON ポイントの計算式
- 「オーストラリア・シドニー」に飛んだ場合
- 近いのにFLY ON ポイントが多くなる
- FLY ON ポイントの単価のいい目的地は?
- 88万円でダイヤモンド会員になれる
- 単価の悪い近距離路線
- FLY ON ポイントのボーナスキャンペーンを要チェック
- 「マイル単価」の関連記事
2014年で38万円でステータス会員達成:JGCプレミアへ
私が、2014年に、日本航空・JALでマイル修行を始めて、約3ヶ月間で80,000FLY ON ポイント(FOP)を達成し、JGCプレミアのステータス会員となりました。
そのときに要した費用は約38万円(日本航空・JALに支払った代金のみ。燃油サーチャージ・現地空港税も含む)です。
「マイル単価」とは
「マイル単価」(正確には「FLY ON ポイント単価」)という、1 FLY ONポイントを得るのに必要な費用を、一つの測定指標として使えます。
2014年の単価は4.62円/FLY ON ポイント
2014年のときの「FLY ON ポイント単価」を計算すると、
382,377円 ÷ 82,763FLY ON ポイント = 4.62円/FLY ON ポイント
2015年の単価は8.76円/FLY ON ポイント
その翌年、2015年は、82,507FLY ON ポイントで、費用は722,823円でした(初乗りボーナスマイルなどを含む。)
同じように「FLY ON ポイント単価」を計算すれば、8.76円/FLY ON ポイントです。
2015年は単価が悪化
1年経つだけで、1 FLY ON ポイントを得るのに必要なお金が、だいぶ変わってきました。
2014年よりも2015年の方が、1 FLY ON ポイントを得るのに必要なお金が多くなっているわけです。ようは単価が悪くなっています。
まぼろしの「JALのFLY ONポイント50%アップキャンペーン」
なお、2014年当時は、「JALのFLY ONポイント50%アップキャンペーン」という、ものすごいボーナスキャンペーンがありました。
これは、FLY ON ポイントが50%上乗せされるというものです。このおかげで、単価を下げているという要因もあります。
今となっては、まぼろしのキャンペーンです。
もし、今後、このようなキャンペーンがあれば、そのときがステータス会員になるための、チャンスとも言えます。
ルートによって変わるマイル単価
2014年と2015年は、まったく同じルートを飛んでいるわけではなく、単価の悪いルートが、いくつかありました。
2015年の単価悪化の原因の一つに、マイル単価の悪い路線、具体的には、韓国・香港の近距離路線、アメリカの長距離路線があったこともあります。
以下の話は、本記事下にあるのマイル単価の試算表をベースにした話になります。
日本からの最遠地「アメリカ・ニューヨーク」の場合
たとえば、日本航空・JALで、東京から一番遠い目的地「アメリカ・ニューヨーク」は、区間マイルが往復13,474マイルで、7,538FLY ON ポイントです。
そして、FLY ON ポイント単価は18.07円/FLY ON ポイントとなります。
7,538FLY ON ポイント
18.07円/FLY ON ポイント
180万円で「ダイヤモンド会員」達成
日本航空・JALの最上位ステータス「ダイヤモンド会員」になるとしたら、100,000 FLY ON ポイントが必要です。
単純に計算すれば、「東京 - アメリカ・ニューヨーク」の往復で、それを実現するのであれば、18.07円/FLY ON ポイント × 100,000 FLY ON ポイント = 1,807,000円が必要となります。
おさらい:FLY ON ポイントの計算式
FLY ON ポイントの計算は、目的地により変わります。
現在、2016年ですと、FLY ON ポイントの計算方法は、
積算マイル×2倍+400*
国際線
・JAL便の日本発着 中国・香港・アジア・オセアニア線
積算マイル×1.5倍+400*
・上記以外の国際線
積算マイル×1.0倍+400*
というように計算されます。
*現在、最大400ポイントのボーナスポイントキャンペーンが適用されています。利用する航空運賃により、0から400ポイントのボーナスが加算されます。
「オーストラリア・シドニー」に飛んだ場合
オセアニア方面では、積算マイルの係数が1.5倍となります。
たとえば、東京からオーストラリア・シドニーに飛ぶとすると、区間マイルは往復9,726マイル、8,096FLY ON ポイント。
FLY ON ポイント単価は11.97円/FLY ON ポイントです。
8,096FLY ON ポイント
11.97円/FLY ON ポイント
近いのにFLY ON ポイントが多くなる
オーストラリア・シドニーは、アメリカ・ニューヨークよりも、東京に近く、区間マイルは少ないのですが、得られるFLY ON ポイントは、ニューヨークよりも多いのです。
FLY ON ポイント単価も、両者を比べれると、オーストラリア・シドニーは2/3ぐらい効率が良くなります。
18.07円/FLY ON ポイント
東京-オーストラリア・シドニー
11.97円/FLY ON ポイント
FLY ON ポイントの単価のいい目的地は?
欲を言えば、FLY ON ポイントの単価を1桁台にしたいところです。
たとえば、目的地がクアラルンプールならば、単価は「8.80円/FLY ON ポイント」です。
5,808FLY ON ポイント
8.80円/FLY ON ポイント
88万円でダイヤモンド会員になれる
この路線であれば、8.80円/FOP × 100,000 FLY ON ポイント = 880,000円で、「ダイヤモンド会員」を達成できます。
路線により、FLY ON ポイントのマイル単価は、かなり変わってきます。
なお、上記の試算は、エコノミークラスをダイナミックセイバー運賃で搭乗した場合のものです。ビジネスクラスやファーストクラスにすれば、積算されるマイルがUpされます。
単価の悪い近距離路線
韓国や中国などの近距離路線は、マイル単価が悪いのが、残念な点です。
たとえば、東京から一番近い目的地「韓国・ソウル」は、区間マイルが往復1,516マイル、1,938FLY ON ポイント。FLY ON ポイント単価は16.50円/FLY ON ポイントです。
1,938FLY ON ポイント
16.50円/FLY ON ポイント
FLY ON ポイントのボーナスキャンペーンを要チェック
「JALのFLY ONポイント50%アップキャンペーン」のような、路線・期間限定の、FLY ON ポイントのボーナスキャンペーンをやっていたりします。
たとえば、2015年では 「東京(羽田)-ホーチミンシティ線 ボーナスFLY ON ポイント プレゼント キャンペーン」などを実施していました。
そういうのを利用すると、さらに効率的なルートになることもあります。
Have a good flight! ✈
「マイル単価」の関連記事
修行する方法として「搭乗回数」「飛行距離」どちらで行うのかを決めましょう。
なお、本記事の計算の条件は、搭乗クラス:エコノミークラス、2016年4月に公表されているダイナミックセイバー運賃をベースにしています。試算表は以下のページに掲載しています。