搭乗回数で、日本航空・JALの上級会員・ステータス会員「サファイア(搭乗回数:50回)」になるために必要な日数・費用などを紹介します。
修行時は1日に何回もお見送りされます
- 「搭乗回数派」のマイル修行とは
- 「搭乗回数派」の実施方法
- 日本一周のマイル修行もOK
- 「奄美諸島のアイランドホッピング 2日間」というコースも可能
- 費用計算:30万円〜で実現
- 「搭乗回数派」のメリット
- 「搭乗回数派」のデメリット
- マイルがあまり貯まらない
- 注意点
- 参考:搭乗回数の費用や期間を試算
上級会員・ステータス会員になるためのマイル修行には、搭乗の「回数派」と「距離派」の2種類があります。ここでは「回数派」について紹介いたします。なお、どの修行方法も、実際に飛行機に搭乗する必要があり、ショッピングマイルなどでマイルを貯めても、達成条件にはなりません。
「搭乗回数派」のマイル修行とは
「搭乗回数派」は、その文字の通り、飛行機に乗った回数で、日本航空・JALの「サファイア」ステータスになるのであれば、50回乗る必要があります。
「搭乗回数派」の実施方法
この「搭乗回数派」は、ロジックが単純です。
飛行機に何回乗ったか、
だけしかありません。
「距離派」のような、複雑な計算はありません。
注意:実際には、日本航空・JALの場合、ステータス達成には、一定の「搭乗距離ポイント」が必要となりますが、ここでは省略しています。
日本一周のマイル修行もOK
目的地は、東京・札幌・大阪・福岡・沖縄、など、どこでも大丈夫です。
というような日本一周の旅程を組むこともできます。
あるいは、短時間で、安く済ませたいのであれば、沖縄の離島間の短距離区間がオススメです。とくに、沖縄 - 石垣 間は、5,000円前後で搭乗することができ、1日何便もあり、乗っている時間は約1時間です。
「奄美諸島のアイランドホッピング 2日間」というコースも可能
また、「JMB旬感旅行 小型プロペラ機で奄美諸島のアイランドホッピング 2日」という内容のツアーが、JALツアーでたまに設定されたりします。
あるときの内容は、2日間で16回も飛行機に乗るという内容で、こんな感じでした。
奄美諸島のアイランドホッピング 2日間 ※ 後ろの「m」は積算マイル数 |
|
---|---|
1日目 | 羽田空港(06:30~09:00発) ⇒ 鹿児島空港 301m ⇒ 奄美大島空港 121m ⇒ 喜界島空港 8m ⇒ 奄美大島空港 8m ⇒ 徳之島空港 33m ⇒ 奄美大島空港 33m ⇒ 鹿児島空港 121m |
2日目 | 鹿児島空港(08:15発) ⇒ 喜界島空港 123m ⇒ 奄美大島空港 8m ⇒ 沖永良部空港 46m ⇒ 与論空港 17m ⇒ 奄美大島空港 63m ⇒ 喜界島空港 8m ⇒ 奄美大島空港 8m ⇒ 福岡空港 180m ⇒ 羽田空港(20:30~23:00着)285m |
このツアーの紹介サイトには、ただし書きで
「本ツアーは通常観光ツアーと異なり、各島で観光する時間を設けておりません。」
とあり、まさに飛行機好き、というか、今回のような「マイル修行」の人のためのツアーとも言えます。
費用計算:30万円〜で実現
わたしが、「マイル修行」を始めようとしていたころ、土曜日・日曜日の2日間を飛び回る、という条件で、この「搭乗回数」を行った場合の費用などを計算していたことがあります。
その結果を持ってくると、
搭乗回数:50回
費用:320,140円
平均搭乗費用: 6,402円/回
*2014年7月時点の内容、費用は宿泊費用も含む
「なるべく安くするには」という制約条件のなかで、東京から沖縄に飛び、沖縄-石垣間を1日8回飛ぶという内容で試算した内容です。
なお、これは2014年7月時点で計算した数値です。その後の諸制度、割引運賃などで変更している可能性があります。
「搭乗回数派」のメリット
この修行方法のメリットは、なんといっても
お手軽さ
です。
飛行機に何回乗ったか、という単純なロジック。
必要日数は12日間で、毎週土日で飛べば、最短1ヶ月半で終了となります。
国外に出なくとも実施することができ、国内線だけで完結することもできます。また、一日単位で予定が組めるので、週末の土曜日だけ実施とか、調整がしやすいと言えます。
コストも、安い割引運賃を狙っていけば、一回の搭乗コストを1万円未満ということも可能で、かなり抑えることができます。
そういう意味で、かなりお手軽な方法が、この「搭乗回数派」とも言えます。
「搭乗回数派」のデメリット
ここまで読んでいただいて、想像力がある程度ある方ならわかるかもしれませんが、
搭乗回数50回、一日に飛行機8回乗り、それを約6日間くり返す、
というのは、簡単のように見えて、意外にハードです。
飛行機に乗っているだけなので、やっていることは簡単なのですが、飛行機などの乗り物好きでないと、ツラいかもしれません。
マイルがあまり貯まらない
通常、飛行機に搭乗すると、区間マイルが積算されます。
それを貯めて、特典航空券や、アップグレード航空券に変えることができるわけです。
しかし、この「搭乗回数派」で50回搭乗して、たくさん乗ったわりには、そんなにマイルが貯っていないのです。
↓
区間マイルが少ない
↓
その上、割引運賃で搭乗するので、積算率も悪い
↓
貯まるマイルが少ない
これは自明の理で、短時間で安くというお手軽な分、マイルが少なくなるわけです。
貯まるマイルを増やしたいのであれば、あえて、区間マイルの長い、東京-沖縄や福岡-札幌の往復を繰り返すということも可能です。
しかし、その分、搭乗時間が長くなり、運賃も上がり、上のような平均搭乗費用: 6,402円/回をはるかに超える金額となると思います。
とはいえ、うまく組み立てれば、上級会員・ステータス会員の資格を、効率的に取得できます。それ以上を望まなければ、この「搭乗回数派」がいいでしょう。
注意点
現在のところ、搭乗実績にするためには、お金を払って搭乗する必要があります。つまり有償搭乗のみがカウントされます。貯めたマイルで乗る、いわゆる「特典航空券」に変えて搭乗すると、それはステータス条件の搭乗回数にはカウントされません。
参考:搭乗回数の費用や期間を試算
2014年7月時点で計算した内容です。
「搭乗回数派」試算| Kota MISHIMA note blog
- [空飛ぶラクガキ]
#jal #マイル修行 #travel
2016-04