マイルについて考えたことなど。
マイルの有効期限にご注意!
- 映画「マイレージ・マイライフ」の謎
- 1000万マイルを貯めると、何が起きるのか?
- 気づいたら50万マイル貯まっていた
- ショッピングマイルの獲得
- ショッピングのマイル単価は88円/マイル
- JALカードの「ショッピングマイル・プレミアム」の費用対効果
- 飛行機搭乗のマイル単価は8円/マイル
- マイル単価比較
映画「マイレージ・マイライフ」の謎
飛行機に乗ることが好きな人ならば、ジョージ・クルーニーが主演の映画「マイレージ・マイライフ」を見られたことがあるかもしれません。
あの映画で、1000万マイル貯めることを目標にして、飛行機にひたすら乗り続け、マイルに結びつくショッピングもして、最終的に、その航空会社で数人しかいない、マイラーになり、機長から祝福されます。
あの映画を初めて見たのは、マイル修行を始める前で、上級ステータス会員の仕組みなどはよくわかっていない時でした。
その当時から比べると今は、航空会社のステータス会員の仕組みなどがわかってきて、その上で、あの映画の内容を思い出すと、ちょっと気になる点が。
1000万マイルを貯めると、何が起きるのか?
日本航空・JALや全日空・ANAなどの日本の航空会社の場合、飛行機に乗ったりまたはショッピングでマイルを貯めても、表彰されたり、何か待遇があるようなReward制度はありません。
ご存知のように、積算マイルとは別の、搭乗実績を回数や搭乗ポイントに換算されて、ステータス会員の条件に満たすかどうかを毎年判定されています。
あるいは「ライフタイムマイル」(生涯マイル)」というのもありますが、それは飛行記録のマイルで、ショッピングで貯めたマイルは関係のない話です。
あの「マイレージ・マイライフ」での映画は、昔はそうだったのか、または米国ではそうなのか、あるいはあくまでフィクションだからなのか。
たとえば、アメリカの航空会社デルタ航空のマイレージ制度を見ても、通常のマイルと、判定用の搭乗実績は別になっています。
デルタ航空のマイレージ制度
メダリオン会員資格取得必要マイル(MQM)
→飛行距離に基づいて獲得できます。メダリオン会員資格取得必要区間(MQS)
→フライト区間に基づいて獲得できます。メダリオン会員資格取得必要ドル(MQD - 米国在住の会員の方のみ)
→デルタ航空のフライトおよび提携するほぼすべての航空会社のフライトの年間ご利用額を算定して加算されます。
マイルと MQM
特典旅行やその他の特典のために獲得したマイルは、メダリオン会員資格取得必要マイル(MQM)とは異なります。
昨年、2016年の獲得マイルを振り返ってみると。。。
気づいたら50万マイル貯まっていた
マイル修行を始めてから飛行機に乗り続ける日々が続くと、気がつくとマイルがかなり貯まっていた、ということがあります。
この原因は、
- 搭乗実績としてカウントしたいため、マイル特典航空券ではなく、航空券を購入する(特典航空券にしてしまうと、搭乗回数・搭乗ポイントがゼロとしてカウントされてしまう)
- 上級ステータスほど、ボーナスマイル付与率が高い
- アップグレードできるように、若干割高な航空券を購入するため、積算率が少しよくなる
という点です。
ショッピングマイルの獲得
普段の買い物を工夫したりして、ショッピングマイルで積極的にマイルを貯める、ということは意識はしていませんが、マイルに結びつくクレジットカードでの買い物は多いです。
当然のことながら、日本航空・JALの飛行機の利用が多いので、クレジットカードは「JALカード」です。
2016年は、そのクレジットカードの利用額が約700万円、
そして、それによるマイル付与が約8万マイルでした。
ショッピングのマイル単価は88円/マイル
マイル単価を計算すると、
88円/マイル。(=利用額÷付与マイル数)
利用額に対して1.1%のマイル付与率です。
「JALカード」の「JALカードショッピングマイル・プレミアム」を付加して、それにより「200円=1マイル」が「100円=1マイル」となっています。
1.1%というマイル付与率をみると、上記の1%よりも0.1%高いのは、JALカード特約店などの利用があるからでしょうか。
JALカード特約店とは、
JALカードを使うだけで通常の2倍マイルがたまります。
日本全国に約52,000店舗ある特約店は、旅行、お買い物、暮らし、美容・健康・医療、宿泊、ゴルフ場、レストランなど、さまざまなシーンでご利用いただけます。
毎日のお買い物はぜひ特約店へ!
という内容です。
JALカードの「ショッピングマイル・プレミアム」の費用対効果
ショッピングマイル・プレミアム なし「200円=1マイル」
ショッピングマイル・プレミアム あり「100円=1マイル」
という比率を使うと、
2016年の実績は、仮にショッピングマイル・プレミアムが付いていなければ、
8万マイル → 4万マイル
となります。
ちなみに、ショッピングマイル・プレミアムの年間費は3,240円。
3,240円支払ったことで4万マイル余計に付与されたので、そのマイル単価は0.08円/マイル。
その費用対効果は、十分にあるといえるでしょう
飛行機搭乗のマイル単価は8円/マイル
2016年の飛行機搭乗による積算マイルの単価は8円/マイル。
飛行機に乗った方が、ショッピングよりも10倍効率的にマイルが稼げることがわかります。
マイル単価比較
2016年の結果をまとめると、
- ショッピングによるマイル単価:88円/マイル
- ショッピングマイル・プレミアムの効果:0.08円/マイル
- 飛行機搭乗によるマイル単価:8円/マイル
という結果になりました。
仮に、マイル特典航空券でハワイに行くとすると、往復のエコノミークラスで40,000マイルが必要となります。
- ショッピングでマイルを貯めるには:352万円分の買い物をする
- 飛行機に乗ってマイルを貯めるには:32万円分の飛行機に乗る
あきらかに、飛行機に乗ってマイルを貯めた方がリーズナブル。
というよりも、目的地ハワイ行きの航空券を買ってしまった方が総費用的に安く済むのではないかと思ってしまいます。
そう思い、ハワイの旅行費用を、ちょっと調べてみると、
- 日本=ハワイの往復の飛行機代:一人約10万円+別途ホテル代
- ハワイ往復の飛行機代と現地ホテル(2泊)込みのツアー:約7万円
日本-ハワイ往復に必要なマイルを貯めるのに必要な約350万円があれば、飛行機の単品でもツアーでも、30回ぐらい行けてしまいます。
しかし、お子さん連れや大家族だと、金銭的な負担が大きくなるから、こういうマイル特典航空券の良さが増してくるのでしょう。
Have a good flight! ✈