日本航空・JALの 都道府県「千社札シール」収集状況をまとめてみました。
「千葉」「神奈川」「東京」が多い
- 日本航空・JALの都道府県「千社札シール」とは
- 乗客の方との会話のきっかけづくり
- 西洋人が得意な「スポット・カンバセーション」
- 初対面での会話が苦手な日本人
- 会話したかどうかで、相手の印象が違う
- 日本航空・JALの 「ご当地シール」収集状況
- 配布期間が2017年6月30日まで延長。「コンプリート千社札シール」も登場
- 注意事項
- 「日本航空・JAL」関連の記事
日本航空・JALの都道府県「千社札シール」とは
日本航空・JALが、2016年7月19日から期間限定で始めた、都道府県の「ご当地シール」と「ご当地バッジ」。
なお、「2016年7月19日」という、細かい日付をおぼていたのは、その日に乗った飛行機で、こういうのが始まったんです、と教えてもらったからです。
今、国内線の日本航空・JALに乗ると、乗務員のCAさんが、 ご自身の出身地など、ゆかりのある都道府県のマークの入ったバッジ、「ご当地バッジ」をつけています。また、「シールをください」とお願いすると、そのご当地の「千社札シール」をいただけます。
乗客の方との会話のきっかけづくり
「乗客の方とCAの間での会話のきっかけになる」ということから、この「ご当地シール」と「ご当地バッジ」が始まった、と日本航空・JALの機内誌に経緯が紹介されていました。
たしかに、ふつうに飛行機に乗ると、搭乗時のご挨拶・ドリンクサービスでの依頼・降機時のご挨拶ぐらいしかなく、ほとんど会話せずに終わってしまいます。
国内線ファーストクラス利用時やログブック記入依頼などがあれば、もう少し会話の機会はありますが、乗客全員がファーストクラスやログブックをというわけにはいきません。
西洋人が得意な「スポット・カンバセーション」
その場限りのちょっとした会話を、「スポット・カンバセーション」と呼ばれます。
アメリカやオーストラリアなどの海外に行くと、この「スポット・カンバセーション」の場面、街中のカフェのカウンターや、それこそ、飛行機の中の乗客と乗員の間のやりとりで、よく出会います。
実際は、お互い初対面での会話なのですが、日本人から見ると、この人たちは、以前どこかでお会いしたことがある知人同士の会話か、と感じてしまうほどです。
話している内容は、「今日の天気」「これから行く旅先」とか、実は、表面的な内容が多かったりします。
日本、あるいは東南アジアでは、あまり「スポット・カンバセーション」は見かけません。おそらく、これは生活習慣の差だと思います。
自分の身は自分で守る風土が強い国ですと、たとえば、エレベーターに乗り合わせた場合、無言のままでは、お互い警戒心を持った状態が続きます。そこで、挨拶と一言の会話で、「私は危害を加える」意思はない雰囲気をつくり、その警戒心を解くという慣習なのではないかと、海外に行くとその風習の成り立ちについて思ったりしています。
初対面での会話が苦手な日本人
日本人の場合、「スポット・カンバセーション」はじめ、初対面同士の会話というのが、なかなか苦手です。
逆に、たとえば、同じ会社の人同士だと、会話が弾みます。その内容が上司のグチだったり、仕事上の話だったりしても、会話が成立しています。
その差というのは、同じ会社、業界や学校などの、共有できるもの、いわゆる「話題の共通項」というのが持っているかどうかです。
会話したかどうかで、相手の印象が違う
以前、あるイベント参加者の満足度を調べていたところ、主催者との会話があった人となかった人で、その満足度に大きな差があることを見つけ、次回のイベントからは、主催者が、参加者に声をかけて、会場を回るようにしたところ、イベント全体の満足度がかなり向上した、ということがありました。
一声の会話の有無で、相手の印象が変わってきますので、サービス業などでは意識されている動作とも言えるのが「スポット・カンバセーション」です。
日本航空・JALで2016年から始めた「ご当地シール」と「ご当地バッジ」は、この「スポット・カンバセーション」の効果を期待していることもあると思います。
- 自分と同じ出身地
- 住んでいる都道府県が一緒
- 親戚/知人が住んでいる
- これから行く旅先
など、「地域」は、けっこう応用的な話題につながりやすく、さすがな仕組みだなと思います。飲食店で見かけるような、「趣味:●●●●」などの店員さんの名札よりも、老若男女で話しかけやすい話題だと思います。
日本航空・JALの 「ご当地シール」収集状況
標題にある、肝心の本題は、こちらからで、いろいろもらった千社札の収集状況がこちら。
いただいていない都道府県が、まだまだ残っています。
こうしてみると、「北海道」「東京」「千葉」「神奈川」を何枚ももらっています。日本航空・JALの乗務員の出身地構成比が現れているとも思います。
噂では、
- 「滋賀県」「島根県」はレア
- 「鳥取県」が最難関:4/6000の確率とか
という話をきいたことがあります。
【ご当地千社札シールの収集状況】(as of June. 2017)
都道府県 | ご当地シール 2016 |
ご当地シール 2017 |
|
---|---|---|---|
1 | 北海道 | 3 | 4 |
2 | 青森県 | 1 | |
3 | 岩手県 | 1 | |
4 | 宮城県 | 2 | |
5 | 秋田県 | 2 | 2 |
6 | 山形県 | 1 | |
7 | 福島県 | 1 | 1 |
8 | 茨城県 | 2 | |
9 | 栃木県 | 2 | |
10 | 群馬県 | 1 | |
11 | 埼玉県 | 1 | |
12 | 千葉県 | 3 | 7 |
13 | 東京都 | 2 | 9 |
14 | 神奈川県 | 4 | 4 |
15 | 新潟県 | 1 | 1 |
16 | 富山県 | 2 | |
17 | 石川県 | 1 | |
18 | 福井県 | 1 | |
19 | 山梨県 | 1 | |
20 | 長野県 | 1 | |
21 | 岐阜県 | 1 | 1 |
22 | 静岡県 | 2 | |
23 | 愛知県 | 1 | 2 |
24 | 三重県 | 2 | |
25 | 滋賀県 | 1 | |
26 | 京都府 | 3 | |
27 | 大阪府 | 1 | 4 |
28 | 兵庫県 | 1 | 1 |
29 | 奈良県 | 1 | 1 |
30 | 和歌山県 | ||
31 | 鳥取県 | 1 | |
32 | 島根県 | 1 | |
33 | 岡山県 | 1 | |
34 | 広島県 | 2 | |
35 | 山口県 | 1 | |
36 | 徳島県 | 1 | |
37 | 香川県 | 1 | |
38 | 愛媛県 | 2 | |
39 | 高知県 | 1 | |
40 | 福岡県 | 1 | 2 |
41 | 佐賀県 | 1 | |
42 | 長崎県 | 1 | 2 |
43 | 熊本県 | 1 | 3 |
44 | 大分県 | 1 | |
45 | 宮崎県 | 2 | |
46 | 鹿児島県 | 1 | 2 |
47 | 沖縄県 | 1 | 3 |
配布期間が2017年6月30日まで延長。「コンプリート千社札シール」も登場
このご当地シールの配布期間は、当初は2017年3月末でした。
この間、発表があり、2017年6月30日まで延長されました。
そして、47都道府県を制覇された方には、「コンプリート千社札シール」が贈呈されるとのことです。
注意事項
以下のマナーを守って、千社札シールを集めましょう。
- 千社札シールをいただいたら適度な会話をしましょう
これが本来の目的です - CAさんが忙しい時に依頼しない
離陸前チェックやドリンクサービス時は避けましょう - もらった千社札シールをオークションにださない
あるレアな都道府県・千社札シールが「●万円」で取引されているとか - シールを機内の座席などに貼らない
必ず持ち帰りましょう - 国内線のみで配布
国際線では配布していないので、注意しましょう
Have a good flight! ✈
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