飛行機内での理想の過ごし方として、機内食は「食べるべきか」「食べないべきか」考えてみました。
- 「ビジネスクラス」で見かける光景:すぐに寝る人
- 「寝る」には訳がある
- 「もう食べれない」飛行機に乗る前にお腹がいっぱい
- No meal - maximise my rest
- 機内は寝て、体調を整える場
2016年は、飛行機のビジネスクラスに搭乗する回数が多い年でした。
大会社の重役でもない限り、「ビジネスクラス」にのることはないだろうと、過去には思っていましたが、この「マイル修行」を始めてみると、「インボラ」や「アップグレード」など、オトクなカシコイ乗り方で、「ビジネスクラス」に乗ることが多くなりました。
この「インボラ」というのも不思議なもので、あるとき、ふと落ちてきます。(前触れもなく、突然なことが多く、ほんとに「落ちてきます」という表現がぴったりなくらいです。)
「ビジネスクラス」で見かける光景:すぐに寝る人
そういう「ビジネスクラス」に乗ると、搭乗し、離陸したら、スグに就寝してしまう人をよく見かけます。日本人よりも、外国の人によく見られます。
そういう人は、機内食のサービスでCAさんが来ても、「No Thank you」と言って(あるいは、事前に「寝るから、いらない」と伝えておく)、サービスを受けられないことが多いです。
「ビジネスクラス」の機内食なので、普通の「エコノミークラス」よりも上質なものが用意されているわけで、そういうサービスを断る人を見ると
もったいない
と思ってしまいます。
ビジネスクラスの様子については、こちら↓を参考ください。
「寝る」には訳がある
しかし、最初は「もったいない」と思っていたのですが、だんだん、そういう人の気持ちもわかるような気がしてきました。実は、飛行機の搭乗前に食事を済ませてあり、お腹がいっぱいなのです。
ご存知のように、航空会社のステータス会員には、航空会社のラウンジサービスが用意されています。
そのサービス内容の一つに「ダイニング・サービス」があり、かなり美味しい食事と、アルコール含むドリンクが用意されています。ホテルのビュッフェのような食事や、オーダー式の食事など、航空会社やラウンジによって異なります。
その食事やドリンクを、搭乗前の1時間ぐらい前に楽しむと、搭乗する頃には、お腹いっぱいです。お腹いっぱいとなると、眠りたくなるというのは、人間の摂理の一つです。
「もう食べれない」飛行機に乗る前にお腹がいっぱい
前述の「機内では寝る」という人は、そういうようなラウンジで食事をすんでしまっている人も多いと思います。
自分もラウンジに行けるようになり、ラウンジでの食事の後、飛行機に搭乗して、機内食が供されると、以前はあった「もったいない」という気持ちよりも、
もう食べれない
と思うこともあります。
搭乗時間が6時間ぐらいの場合、エコノミークラスでは、3回ぐらい機内食が供されます。なお、時間帯により、数は多少変わります。
- 出発して1-2時間後に1回目の機内食
- 到着の1-2時間前に2回目の機内食
- 1回目と2回目の機内食の間に軽食
飛行機の座席に座り、何も大きな動作もないまま、これだけの量の食事となると、どうなのでしょう。けっこう、体への負荷も大きいかなと思います。
長距離路線のビジネスクラス・ファーストクラスなどは、「any time you wish」的なサービスがあり、いつでも好きな時にメニューをオーダーしてください、というふうになっていることがあります。これは、本当に便利です。
地上の食事と比べて、機内の食事は、やはり特殊です。「味」という点では、どうしても落ちてしまいます。「うまいか」「まずいか」と聞かれると、なんとも。やはり、ラウンジでの食事の方が、だんぜん美味しい。
もっとも、高度3-4万フィートの上空で、「火」や「調理」ができない環境で、あのレベルの食事を提供できるという点は、いつも敬服してしまいます。
No meal - maximise my rest
カンタス航空・Qantas航空では、「機内食のかわりに、ラウンジで食事をどうぞ」的なサービスがあります。その場合、機内では
No meal - maximise my rest
と伝えておくと、機内食がパスとなり(事前にそう伝えておくと、その人分の機内食がなく、リフレッシュメントの軽食だけ)、機内でゆっくりと休めるようになります。けっこう理にかなったサービスだと思います。
機内は寝て、体調を整える場
前述のような機内ですぐに寝る人の中には、機内では寝て、自分のリズムをキープしたいという人もいると思います。
とくに、最近のビジネスクラス・ファーストクラスでは、座席がフラットとなり、本当に寝ることができます。深夜便などでは、この特徴を生かして、寝るというのも大きな贅沢です。
エコノミークラスなどでは、変な時間に機内食サービスがあったりします。深夜便などでは、通常、到着の2時間前頃に、機内が突然明るくなり、目覚めの機内食が出されます。それが、早朝3-4時ぐらいで、深夜なのか早朝なのかよくわからない時間に食べて、現地に到着して、時差ボケになるというのもよくあるパターンです。
その時の体調や、お腹の空き具合で、「食べる」「食べない」を決めるといいかと思います。
飛行機に乗り続けて思うのは、無条件に 「食べる」「食べない」というよりは、その時の状況、体調やお腹の空き具合で決めればいいかなと思います。例えば、早朝に現地到着の場合は、現地でお店が開いていないだろうから、現地での朝食代わりに機内食で済ましておく、とか。そういうケースバイケースでの食べ方になりつつあります。
Have a good flight! ✈