飛行機での思い出作りのいろいろ。
誕生日当日に飛行機に搭乗する、いわゆる「バースデイフライト」。
先日、バースデイフライトで国際線ファーストクラスを利用された旅行者が、機内で自分の誕生日を祝ってくれなかった、ということを投稿し、SNSなどで話題となりました。
話題となった期間は「バースデイフライト」で検索された人が急増し、この「めざせマイルの達人」のブログへのアクセスも、かなりすごい状態でした。
一般的には、誕生日に飛行機に乗るということ自体が稀ですし、「誕生日にあえて飛行機に乗る人がいるのか?」という疑問もあり、「バースデイフライトとは何だ?」という感じで、検索されたのだと思います。
「バースデイフライト」への淡い期待
思い出作りとして、「バースデイフライト」に期待してしまう気持ちは、なんとなくわかります。
私自身、誕生日当日や誕生日前後に飛行機に乗る機会が何回かありました。
しかし、「バースデイフライト」だから、空港や飛行機の中でサプライズがあるかというと。。。
実際のところ「なし」です。
祝ってもらえる「バースデイフライト」にする方法
思い出に残る「バースデイフライト」にするには、
事前に伝える。
ということしかないのではないでしょうか。
待っていても何も起きないと思います。
実際問題として、東京ディズニーリゾートのように「私は今日が誕生日」というような誕生日シールでも体に貼っていないと、どの乗客が誕生日なのか特定が難しいでしょう。
ホテルやレストランなどでは、「誕生日祝いでの利用」旨を伝えておくと、特別にバースデイケーキを要したりとか、通常とは違った対応をしていただくことがあります。
ホスピタリティを意識したサービスを提供しているところでは、そういう「思い出作り」に協力的なところがあります。
飛行機のサービスは、客船・ホテルのホスピタリティをベースにしている部分もあるので、この搭乗日が乗客の特別の日ということがわかれば、できる範囲での対応はしてれくる可能性があります。(ただし、運行時間の短い国内線などでは、客室乗務員さんも忙しいので、状況を確認しましょう。)
飛行機での思い出作りといえば、最近見た、航空関連のニュースで、こんなものがありました。
ローマ法王が飛行機の中で即興の結婚式
2018年1月、法王専用機でチリへのフライト途中に、法王の隣にいた、客室乗務員カップルの結婚式を、ローマ法皇が即興で執り行ったというものです。
「空の上での結婚式」
「結婚式」といえば、こんなサービスもあるようです。
全日空・ANAと中部国際空港セントレアが「空の上での結婚式」として提供しています。その名のとおり、飛んでいる飛行機の上で結婚式を行うものです。
過去事例として、「エアシティウェディング セントレア×ANA 空の上での結婚式 ~空で誓う39,000フィートのバージンロード~」というのを行なったことがあるようです。
その概要は、簡単にまとめると、
- 結婚式の列席者の受付が、航空会社のチェックインカウンターで行われます。その後、いつもの飛行機に乗るときと同じで、保安検査などを行います。
- 便名は、新郎新婦の誕生日で作られます。たとえば、新郎の誕生日が1月1日、新婦が5月15日ならば、「ANA0115」というフライトコードになります。
- 飛行機の出発・到着を表示するフライトボードに、特別便名のフライトコードと「HAPPY WEDDING FLIGHT」が表示され、さらに搭乗口のフライトボードには、新郎新婦の名前が表示されます。
- 新郎新婦と列席者が、飛行機に搭乗し、全員揃ったら、離陸します。
- 空中にて、挙式を実施。
- 着陸後、フライトを担当した機長らの署名が入った結婚証明書がもらえます。
- 機長、客室乗務員だけでなく、地上係員・地上整備員など演出に参加していて、地上に「おめでとう」文字などがつくられます。
この一つの結婚式のためだけに、関係するスタッフが多く、結婚費用がいったいいくらするのか不明ですが、思い出深い結婚式になるのではないでしょうか?
Have a good flight! ✈
「バースデイフライト」に関しては、以前に書いた記事があるので、そちらもご参考ください。
誕生日当日に飛行機に乗る、いわゆる「バースデイフライト」に特別なことがある?。