日本航空・JALでおなじみの「亀タグ」の話です。
- JALグローバルクラブ・JGCに入会するかどうかは自由
- マイル修行における「解脱」
- 「解脱」後のマイル修行は?
- 「亀タグ」の意味は
- 生涯実績プログラム「JGC Life Mileage」
- 国際線の場合:東京-ニューヨークを74回往復で約1,000万円で達成
- 国内線の場合:月2回搭乗して50年後に達成
- 「解脱」後の新たな目標?
- 現在の生涯実績プログラム「JGC Life Mileage」の状況
- 関連テーマの記事
以前ご紹介したことのある「JALグローバルクラブ」(通称「JGC」)。
マイル修行を積み、その搭乗実績が「サファイア」ステータスに達成することで、このJGCへの入会資格を得ることができます。
JALグローバルクラブ・JGCに入会するかどうかは自由
入会すると、JALグローバルクラブ・JGC会員でありつづける限り、その後の搭乗実績が年間ゼロでも、「サファイア」ステータスの上級会員待遇を受けることができます。
なお、JGCへの入会は、必須ではありません。
JGCに入会すると、簡単に言えば、ゴールドカードのJGC専用のクレジットカードが発行されます。このカードは、当然ながら、それなりの年会費が必要となります。
その年会費がモッタイナイという人は、入会しない方がよいです。
JGCに入会しなくとも、一般会員のマイレージ会員の「サファイア」ステータス以上を毎年維持すれば、同等のステータス会員の特典をキープできます。
しかし、仕事などで飛行機を頻繁に使う機会の人以外では、毎年「サファイア」ステータス以上の搭乗実績を維持するというのは、かなり大変です。
マイル修行における「解脱」
マイル修行の「解脱」とは、おそらく、この「JGC入会」のことを指しています。
つまり、ある一年間がんばって、飛行機に乗りつづけたら、そのあとの一生涯、上級会員の待遇となります。
あたかも、修行僧が、苦行をして、悟りの境地に達する様子になぞらえているわけです。なお、「解脱」の解釈は、人それぞれで諸説あります。
「解脱」後のマイル修行は?
上級会員の待遇を得るというのが、マイル修行の目的ならば、JALグローバルクラブ(JGC)に入会できてしまえば、その後のマイル修行というのは行う必要はありません。
JALグローバルクラブ(JGC)の年会費を払い、その会員である限り、ラウンジ利用・優先レーンの利用・プリライオリティバッゲージなどのステータス会員の特典を享受できます。
しかし、スタータス最上位である「ダイヤモンド」や「JGCプレミア」を目指したいという人は、解脱後もひたすら飛行機に乗り続けることになります。ダイヤモンド会員は、基本的にプラスチックの会員カードが発行されるのですが、ある条件をクリアすると、メタル製の会員カードがもらえるようで、そういう謎の仕組みが飛行機の利用を促させます。
また、日本航空・JALで「解脱」したら、つぎは全日空・ANAで「マイル修行」を行う、という人もいます。マイル修行と解脱の仕組みは、両社はほぼ一緒なので、同じように飛行機に乗り続ければ、達成できます。
「亀タグ」の意味は
さて、本題の「亀タグ」の話です。
JALグローバルクラブ(JGC)に入会すると、日本航空・JALから「亀タグ」が贈呈されます。なぜ「亀タグ」なのかは、その見た目が亀の亀甲に似ているからです。
日本航空・JALのロゴの「鶴」と「亀」タグで、なんともめでたい組み合わせです。
この「亀タグ」には、日本航空・JALファンには有名な存在です。この「亀タグ」の本来の役目は、カバンにつける、ネームプレートです。亀タグの表面には、名前が記されています。
しかし、いろいろなバリエーションがあり、これがなかなかのクセモノです。
生涯実績プログラム「JGC Life Mileage」
日本航空・JALが、「JGC Life Mileage」というJGC会員を対象とした生涯実績プログラムを、2015年春から始まりました。
これは、以下のような感じで、JALマイレージバンク・JMB会員になってから、日本航空・JALの飛行機に搭乗した実績が記録されていて、その搭乗実績に応じて、星のランクで表彰され、亀タグがいただけます
たとえば、累計の搭乗実績が「国際線75万マイル または 国内線1000回搭乗」を達すると、4つ星となり、「赤亀タグ」が贈呈されます。
ランク | 条件 | タグ |
---|---|---|
★ ONE STAR |
国際線15万マイル または 国内線300回搭乗 |
JGCネームタグ |
★★ TWO STAR |
国際線25万マイル または 国内線500回搭乗 |
緑亀タグ |
★★★ THREE STAR |
国際線50万マイル または 国内線750回搭乗 |
茶亀タグ |
★★★★ FOUR STAR |
国際線75万マイル または 国内線1000回搭乗 |
赤亀タグ |
★★★★★ FIVE STAR |
国際線100万マイル または 国内線1250回搭乗 |
黒亀タグ |
以前、この最上位である★5つの「FIVE STAR」になるためには、どのぐらいの費用と搭乗が必要なのかを試算したことがあります。
国際線の場合:東京-ニューヨークを74回往復で約1,000万円で達成
国際線100万マイルを達成する場合を見てみましょう。
日本・東京から最遠地の一つが「アメリカ・ニューヨーク」で、その距離は片道6,737マイルです。
運賃は、日本航空・JALの割引運賃である「ダイナミックセイバー7」などで計算すると、料金 125,830円(ダイナミックセイバー7:94,000円 + サーチャージ等:31,830円 注意:価格は2015年の計算当時のもの)
100万マイル達成には 74回往復、簡単に計算する飛行機代だけで962万円が必要となります。
74往復×13万円=962万円
国内線の場合:月2回搭乗して50年後に達成
国内線1,250回の場合を考えてみましょう。
月に1回、飛行機に乗るとすると、年に24回の搭乗となります。
そのペースで飛行機に乗りつづけると、単純計算で1,250回÷24回→52年後には達成となります。
JALのJGC会員を対象とした生涯実績プログラム「JGC Life Mileage」プログラムが2015年春よりスタート。その最上位ランクである「Five Star」になるには?
「解脱」後の新たな目標?
サファイア・ステータスをがんばって達成し、ようやく「上級会員になった!」とよろこんでいだら、次に向かうべき、ターゲットが与えられるわけです。
完全に、馬の前のニンジンの状態です。
なお、上位ランクに行くと、特別待遇サービスもあるとか。詳細分かっていません。
私自身、この「亀タグ」はまだ未経験のことが多く、搭乗実績を重ねながら、いずれご紹介したいと思います。
現在の生涯実績プログラム「JGC Life Mileage」の状況
本記事で紹介した生涯実績プログラム「JGC Life Mileage」の状況です。
遅い歩みです。
国際線15万マイル達成で「★ ONE STAR」に (2018年10月)
関連テーマの記事
本記事で紹介した「ステータス会員」「JALグローバル会員(JGC)」の詳細は、以下の記事を参照してください。
日本航空・JALの上級会員・ステータス会員の種類
JALでの「上級会員・ステータス会員」の種類を紹介します。
日本航空・JALの上級会員・ステータス会員になるメリット
「上級会員・ステータス会員」になると、何があるのでしょうか?
「サファイア」ステータスを達成して「JALグローバルクラブ」に入会
マイル修行を始めたら、まずは「サファイア」ステータスを目指します。
Have a good flight! ✈