めざせマイルの達人

JALステータス会員の修行方法、飛行機/空旅の時事話題について


「インボラ」の仕組みと高確率でゲットする方法

 

航空会社の都合で、エコミークラスからビジネスクラスなどにアップグレードされる「インボランタリー・アップグレード」、略して「インボラ」。その「インボラ」を高確率でゲットする方法について。

 

「インボラ」を高確率でゲットする方法
いつかは乗ってみたいファーストクラス

 

 

インボラ」という言葉、ご存知でしょうか?

購入したのはエコノミークラスの航空券なのに、飛行場に着いたら、なぜかビジネスクラスに案内されて乗れてしまった、というアレです。

 

 

「インボラ」とは

「インボラ」とは、

インボランタリー・アップグレード (involuntary upgrade)

の略です。

意味は、

航空便の搭乗手続きの際、オーバーブッキングなど航空会社側の都合によって、座席がエコノミークラスからビジネスクラスなど、より上位のクラスに変更されること 

なぜ、こういう現象が起きるのか。

航空会社は、飛行機の座席・航空券は、定席数以上に予約を受け付けています。

「定座席以上に」という点に、この「インボラ」せざるを得ない事情があります。

 

 

確率論を使った科学的技法「オペレーションズ・リサーチ」

わたくしは、学生時代に、「オペレーションズ・リサーチ(Operations Research)」略してORというのを、講義の一環で学んでいたことがあります。

この「オペレーションズ・リサーチ(Operations Research)」とは、

数学的・統計的モデル、アルゴリズムの利用などによって、さまざまな計画に際して最も効率的になるよう決定する科学的技法

という内容で、この、飛行機の予約というのは、まさにORの分野の一つです。

学生時代などで「確率」というと、試験問題ぐらいでしか目にしないわけですが。この、飛行機の予約のORの事例を見て、「確率というのは、こんな感じで、世の中に使われるのか」と、学生時代は、感動したものでした。

この分野を発展させたのが「保険」で、交通事故の発生率やある病気の発症率などといった、ある事象の統計に基づいて、保険料などが計算されていたりします。

 

 

オーバーブッキングの産物「インボラ」

ご存知の方もいると思いますが、飛行機に限らず、ホテルなどの「予約ビジネス」というのは、キャンセルがあることを見越して、予約を受け付けています。

そのキャンセルの確率は、過去の同じ時期の搭乗率などと照らし合わせて、設定されています。さきほどの「オペレーションズ・リサーチ(Operations Research)」で、その理論式を構築されています。

通常は、その確率の範囲で収束していくので、定員内の旅客が搭乗し、問題なく飛行機が飛び立っていくわけです。

 


しかし、ごくたまに、その確率が外れることがあります。

いわゆる「オーバーブッキング」です。キャンセルが想定よりも少なく、飛行機の定員以上に、実際のお客さんが来てしまった、というようなことが起こります。

電車であれば、座席に座らずに、立ち乗車が出来ますが、飛行機の場合は、そういうわけにもいきません。

 

航空会社としては、座席数や搭乗便の制約条件の中で、最大化を図ろうとします。つまり、なるべく空席を埋めて、搭乗希望のお客さんを最大限多く乗せる、ということです。

その一つが、この「インボラ」です。エコノミークラスのお客様を、ビジネスクラスに移動させたりして、なるべく多くのお客さんが搭乗できるようにするわけです。

 

 

「フレックストラベラー制度」や「振り替えボランティア」

「インボラ」を行っても、まだ座席数よりもお客さんの方が多い時は、次の便や翌日の便への振り替え協力を募ることになります。

「フレックストラベラー制度」「振り替えボランティア」というものです。

たまに、空港で協力者を募っていたりします。協力すると、協力金やマイル、宿泊費などをいただけたりします。

 

日本航空・JALのフレックストラベラー制度(国内線)

当該便の出発日と同日に振り替えをした場合
協力金:10,000円 または 協力マイル:7,500マイル

当該便の出発日の翌日以降に振り替えをした場合
協力金:20,000円 または 協力マイル:15,000マイル
上記の他に宿泊費、宿泊施設と空港間の交通費などを航空会社が負担

 

 

 

「インボラ」の条件

さて、この「インボラ」には、都市伝説のような「インボラ」されやすくなるための条件というのがあったりします。

 

ウワサ的な条件を、ざっと列挙すると、

  • 上級ステータス会員の方が有利
  • 非常口席を予約指定しておく(非常口席を必要とするお客さんが現る可能性があるため)
  • エコノミークラス、中央最前列の席を予約しておく:乳幼児連れのお客さんが使いたいから
  • 搭乗日がお誕生日などの記念日フライト
  • 事前にWebチェックインすると、席が確定してしまうので、当日空港でチェックインする
  • 二人連れより、一人客の方が有利
  • 搭乗日当日、身なり・格好が小綺麗でないとダメ
  • ある路線は、インボラの発生率が高い

 

いくつかは本当のこともあるし、明らかに都市伝説なものもあります。

この中で、「上級ステータス会員の方が有利」というのは、本当です。

座席が足りなくなり、インボラ対応の際、座席変更対象者の順位としては、「上級ステータス会員」の上位ステータス者から割り当てていきます。

なお、昔は、アッパークラスの座席が空いていて、上級ステータス会員ならば、無条件に、そのアッパークラスの座席にアップグレード、などということもあったそうです。

わたくしが、今使っている日系航空会社は、そういうことはないです。海外の航空会社によっては、今もあるそうで、ウラヤマシイ限りです。日本の航空会社も取り入れてほしいと思います。

 

 

「インボラ」で呼び出されるタイミング

「インボラ」が確定するタイミングというのも、いくつかあります。

  • Webでの事前チェックイン時
  • 当日のカウンターでのチェックイン時
  • ラウンジでの呼び出し
  • 搭乗口の搭乗券チェック時

など。

 

わたくしの場合、この3年間で何度かインボラの経験があり、「航空会社ラウンジでの呼び出し」が、ほとんです。

 

流れ的には、こんな感じです。 

1.ラウンジのアナウンスで自分の名前が呼ばれる

2.近くのスタッフに呼ばれたことを伝える

3.別のスタッフが近づいてくる

4.自分が持っている搭乗券と引き換えに新しい搭乗券をもらう

 

航空会社のラウンジにいると、「XXXさま、お近くのラウンジスタッフにお声がけください」というような感じで、自分の名前がアナウンスで呼ばれます。

「なんだろう?」と思って、スタッフさんのところにいくと、

 

航空会社スタッフ:本日の機内が満席でして、新しい座席を用意させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

 

というようなことを聞かれます。

そして、ここで

 

乗客:いいですよ。

 

 

と応えると、ビジネスクラスの「C」マーク入りの搭乗券をいただくことになります。

 

他の人の話を聞くと、「搭乗口の搭乗券チェック時」という人もいます。

搭乗時に、搭乗券をバーコードリーダーなどに通して改札するわけですが、インボラ時は、「エラー」音のようなものが鳴り、そこで止められます。

そのとき、一瞬ビビるそうです。スタッッフが来て、新しい搭乗券を持ってきて、初めて「インボラ」だと気づくそうです。

 

 

「インボラ」を断ったらどうなる?

今までの経験上、そのお申し出を伝えていただいた時には、すでに、新しい搭乗券を用意されていることが多く、航空会社の方も、インボラを受理するだろうと思っているのだと思います。

このとき、「インボラ」の申し出を断ったら、どうなるのでしょうか。

 

 

航空会社スタッフ:新しい座席を用意させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

 

 

乗客:せっかくのお申し出ありがたいのですが、今回は遠慮させていただきます。

 

 

という感じです。

たとえば、飛行機の外を見るのが好きな人で、インボラされて、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードになるけど、座席は真ん中で、外が見えない席だったらという場合、その乗客は断る可能性もあります。

「インボラ」を断ったら、どうなるのか。
未知な世界です。おそらく、次の順位の人に「インボラ」が渡るだけでしょう。

 

 

機内食の「特別食」に注意

ビジネスクラスとなると、機内食始め、機内サービスがレベルアップされます。

 

「ビジネスクラスの機内食」といえば、こんな感じの光景です。

日本航空・JALのビジネスクラス機内食

  

有名レストランの料理長監修メニューの食事内容が、ちゃんとした食器で供され、アルコールなどのドリンクもかなりレベルアップされ、エコノミークラスとの差が、大きく現れる場面です。

 

このとき、注意したいのは、エコノミークラス搭乗の際、「特別食」を手配されてしまった場合です。ビジネスクラスへのインボラ後にも、その「特別食」が供されるそうです。ビジネスクラスで、エコノミークラスの食器で食事というのは、なんだが不思議な光景です。

 

 

「インボラ」を高確率でゲットする方法

ところで、今回の表題の「エコミークラスからビジネスクラスにアップグレードされる、「インボラ」を高確率でゲットする方法について」。

結論から言えば、そういう方法は「ない」と思います。

 

日本航空・JALの国際線を利用した際に、「インボラ」が伝えられ、
思わず「JALの神様、ありがとう!
と心の中で叫けびそうになったことがあります。

「インボラ」は狙うのではなく、神様が降りてくるものです。

くじ引きの「大吉」を引くように、待ち構えるしかありません。

 

 

Have a good flight! ✈

 

 

参考:過去のインボラ体験

  1. 2015年/初のインボラを体験 JL095:羽田→韓国・金浦 エコノミーからビジネスクラスへ
  2. 2015年/成田→NY インボラなるか?
  3. 2016年/インボラ! JAL735 東京・成田 - 香港
  4. 2017年/国内線ファーストクラス「インボラ」を初体験

 

 

2017年7月・追記)国内線でもインボラがある!

インボラは、国際線だけだと思っていました。

先日、国内線に乗ろうとしたら、「国内線ファーストクラス」にインボラとなりました。

 

〜〜めざせマイルの達人〜〜
国内線でファーストクラスに「インボラ」

国内線でファーストクラスに「インボラ」となりました。

 

 

2017年7月・追記)誕生日当日に飛行機に乗ると「インボラ」がある?

航空会社からのお誕生日祝いとして、「インボラ」があるのか?

過去何度、誕生日当日に飛行機を利用したことがあります。

いわゆる「バースデイフライト」は「インボラ」になりやすいという噂があり、試してみたことがあります。

 

〜〜めざせマイルの達人〜〜
「バースデイフライト」誕生日当日に飛行機に乗るとサプライズがあるかも

誕生日当日に飛行機に乗る、いわゆる「バースデーフライト」。いったい、何が起きる?

 

 

その他「インボラ」関連の記事

 

〜〜めざせマイルの達人〜〜
機内食は食べる?食べない? 機内での理想の過ごし方

ちゃんとした食器で供されるビジネスクラスの機内食。「インボラ」でアップグレードされたら、空の上の体験を満喫したいものです

 

〜〜めざせマイルの達人〜〜
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「インボラ」でビジネスクラスに搭乗できたら、ビジネスクラス・ファーストクラス限定のアイテムを機内販売で記念品をゲットしましょう。

 



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